俳優の坂口健太郎と吉田鋼太郎が、『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』にW主演することがわかった。24日に幕張メッセで開催されたゲームイベント「FINAL FANTASY XIV FAN FESTIVAL 2019 in TOKYO」内で劇場版の製作発表とともに明かされた。

息子であることを隠して父とオンラインゲームをプレイする日々を綴り、累計アクセス数が 1,000 万PVを超えたブログが原作。2017年には千葉雄大、故・大杉漣さん出演のドラマ版が放送された。劇場版ではキャストを一新。息子・岩本アキオを坂口健太郎、父・岩本暁を吉田鋼太郎、アキオの会社の同僚・里美を佐久間由衣、アキオの妹・美樹を山本舞香、アキオの会社の先輩・吉井を佐藤隆太、アキオの母親を財前直見が演じる。6月21日に公開される。

実はゲーマーという坂口は、大勢の『FF』ファンを前に「ゲーム好きで『FF』シリーズもほぼ全作やっている。撮影ではアキオというキャラクターを作り上げる中で『XIV』をプレイするということもあるので、楽しい役作り。ゲームをやりながらアキオ像が構築されていく感覚でやっています」とホンモノぶりアピール。

父親役の吉田は、大杉さんから役柄のバトンを受け取った形で「大杉さんがいつも背後にいるような気がする。僕は大杉さんのいいところだけを取って、『大杉さん!どっか行って!』という気持ち。ごめんね、大杉さん!」と天を仰ぎながら親しみを込めたジョークだった。
かくいう吉田も意外なことにかなりのゲーマーで「僕はまさにゲーム世代。二十歳ぐらいにファミコンが登場して、そこから飛びついて、スーファミ、PS全部やっている。『FF』シリーズも1からやっています。『XIV』もやって、『XV』のオンラインバージョンもやっています。ダウンロードに3日もかかった!」と具体的エピソードで会場を盛り上げた。

テキスト・写真:石井隼人
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