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  昨年6月にリリースされた29枚目のシングル「U.S.A.」が大ヒットし、再ブレイクを果たしたDA PUMP。そのブームは社会現象と呼ばれる域まで達し、「U.S.A.」は子供たちのハートをもがっちりつかんだ。DA PUMPのリーダー・ISSAは、子供たちから「U.S.A.のお兄さん」として認識されていると笑いつつ、それが「とても嬉しい」という。

  そんなISSAがアニメ声優に初挑戦した『映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』が、4月5日に公開される。声を担当しているのは、レーシングカーのエース。うぬぼれ屋でスピードを出すのが大好きな一方、怖がりな一面もある憎めないキャラクターを演じ切り、さらには持ち前の歌唱力を活かし、挿入歌「じゆうきままに」を見事に歌い上げている。ますます活躍の場を広げるISSAに、世界中の子供たちから愛される作品で声優を務めた心境から、メンバーに対する想い、今後の展望まで話を聞いた。

「子供たちが憧れを持つきっかけに」高まる新たな期待感

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――本作のゲスト声優に抜擢されたことに対する、周囲からの反響はいかがでしたか?

子供がいる同級生や後輩も多いので、「すごいね」という声はいただきました。「U.S.A.」のおかげで色々なところへ出て行けましたし、今一度、多くの方に見て、知っていただけたという経緯があってこそだと思うので、感謝しかなく、純粋にありがたいなと思いましたね。

――「U.S.A.」のリリース後、子供からの人気を実感するようなことはありましたか?

先日も卒業シーズンの特番で保育園に行く機会があったんですけど、子供たちと遊んだり、一緒に踊ったりする中で「こんな小さな子供まで知ってくれているんだ」っていうのは、実感的にありました。子供たちからは「U.S.A.のお兄さん」だと思われているんですよ(笑)。でもそれはとても嬉しいことですし、そこから小さい子たちが俺らを知って大人になってくれれば、自分らはまだ根強くやっていけるのではないかと思う部分もあります。あとはDA PUMPの活動もそうですし、今回のエースを通しても、子供たちが何かに憧れを持つきっかけになってくれたら、という期待感はありますね。

――子供たちと触れ合うのは以前からお好きな方でしたか?

誰かと飲んでいたりしても、子供がいたらずっと遊んでいるようなタイプなので。少しずつ変化していく、子供特有の匂いも好きだったりしますね。イベントに来てくれる小さい子たちから、純粋無垢なパワーをもらっているということは、すごく感じています。

小生意気なエースは「昔の自分を見ているよう」

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――エースを演じてみて、どのように感じましたか?


何かのキャラクターを通して動くというのは、生身の自分が動くのとは違い、独特な世界ですし、それを演じるというのはすごく難しいなと思いました。でも、周りの方たちが盛り上げてくれて、これでいいのかなと思いながらも、どんどん乗っかって演じることができました。苦労というよりかは、進化させてもらうことを感じながらできたので、すごく楽しかったですね。完成した作品を観た時に、自分の声が物語の世界の中で生きているんだなと思えましたし、すごくいい経験をさせていただいたという感じです。

――役作りで意識された点はありましたか?

エースは今回の映画で初めて出てくるキャラクターということもありますし、調子いい奴って、あまり作りこんでも駄目なのかなというのが、自分の中でありました。ある意味、自由気ままにやらせていただきました。

――エースに共感する部分はありましたか?


昔の自分を見ているような気がしましたね。生意気な時代があったと思うので(笑)。そういう意味でいうと、性格的にはやりやすかったです。

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――歌唱シーンで難しかった点を教えてください。

ミュージカル的な要素が大きく、普段自分が歌っている歌とは全然違ったので、キャラクターを通して決まったものを演じる難しさがありました。普段歌っている歌は、自分の中で消化して、自分の色に染める意識を持っているので。歌の中に小生意気さも出さなきゃいけなかったりとか、ビブラートの入れ方だったりとか。キャラクターにハメて歌うという意味で、難しかったというのはありますね。

――それは枠があった、ということでしょうか?

そうですね。でもハマりさえすれば、あとは枠の中で自分が思う存分暴れるだけなので。そこにたどり着いた後は、スムーズに歌うことができました。

「笑顔を絶やさないために」ISSAが見据える未来

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――本作は友情が1つのテーマになっていますが、ISSAさんご自身の友情にまつわるエピ

ソードを教えてください。


常に感じているのは、昔から一緒にいる沖縄の仲間の存在ですね。結局、そこに戻るんですよね。特に今、自分の中でそういう時期なのかもしれません。色々なものを削いで、ナチュラルに、シンプルに生きていた方がいいなと思っているので、何もない自分に帰れる場所というのは大事ですね。

――「U.S.A.」のヒットを受け、メンバー同士の結束も強まっているかと思いますが、メンバーの方々に対する想いを改めてお聞かせいただけますか?

10年苦労してやって来たのもありますし、自分は一度いい世界を歩ませてもらっていたので、頼ってもらえる部分もあるんですけど、いつも同じ目線を心がけています。人を頭ごなしに咎めることが、いいことではないと思っているので。そういうことを尊重しながら10年やって来れて、毎日みんなが笑顔でいるのが感慨深いなと。この笑顔を絶やさないために、どう頑張っていこうかなと考えているところです。

――個々の活動について、メンバーの皆さんで感想を言い合うことはありますか?

そうですね。「兄さんすげぇな」って言ってもらうこともあるんですけど、何もすごいことはなくて。せっかく去年「U.S.A.」のおかげで、7人で活動していることを皆さんに知ってもらえたので、そこをちゃんと自分のチャンスに変えて、1人1人活動していけるようになってくれればいいなと思っています。

――次にアニメの声優をやるとしたら、どんな役をやってみたいですか?

恐れ多くてそんなのはないんですけれども、いただけるチャンスがあるのなら、悪役をやりたいです。引くぐらいの悪い奴をやってみたいですね。ふり幅を多く持っていた方がいいと思うので。やらせていただけることがあるのなら、何でもやりたいです。

――最後におすすめのシーンを教えてください。

やっぱりエースが歌う場面ですね。トーマスの上に乗せてもらって助けられている状況なのに、エースは「こんな列車の旅などしたくない」とか言っていて。嫌な感じもするんだけど、それを面白おかしく、コミカルに歌わせてもらっています。自分ではなく、エースとして歌うこのシーンは、僕のことを知ってくださっている方には新鮮に映る部分もあると思うので、注目していただけたらと思います。

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テキスト:水野梨香

写真:You Ishii

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