12日、AbemaTVにて『番組制作権争奪リアリティーショー クリエイターズファンディング』の#1が放送され、見届け人として出演した鈴木奈々が珍発言を繰り出す一幕があった。
この番組は、世界に向けて発信できるヒットコンテンツを生み出すことを目指し、AbemaTVと経済産業省がタッグを組んだクリエイター発掘リアリティーショー。書類選考で選ばれた9名のクリエイターたちは、AbemaTVでの番組放送権と制作費300万円を賭けて競い合う。9名のクリエイターは3つのブロックに分かれて戦い、各ブロックの勝者同士が最終決戦で激突する。予選では3分以内の予告動画を披露。制作費として30万円がそれぞれに渡された。
予選Aブロックのトップバッターとして登場したのは32歳の構成作家・森峻介。10年前にお笑い芸人を目指すため北海道から上京しピン芸人として活動していたが、1年前に表舞台に立つことを諦め、現在は裏方に徹しているという。構成作家での月収は5万円程度。生活費はアルバイトで補填している。家賃は5万2千円で、日々カップ麺を食べて生活費を切り詰めている。
そんな森は作家としてステップアップするべく、戦いの場に臨む。今回の作品では『ドローンの恋愛を描くドラマ』という斬新なテーマを掲げた。男のドローンと女のドローンは最終的に結ばれるのか否か、ドローンを擬人化して描いた恋物語だ。この企画内容を受け、見届け人として登場した鈴木奈々は「何それ?」と驚きの表情を浮かべつつ、「気になる、気になる」と好奇心を掻き立てられた様子だった。
森は予算の中から4万円を使って安全かつ法律的にも飛ばしやすいトイドローン2機を購入。制作費を節約するために、元芸人のコネを駆使して協力者も集った。
ノブオ(ペンギンズ)もチンピラ役として、ドラマに出演。そして、Mr.ChildrenのMVなども手掛ける世界的に有名なドローン操縦士・北側哲一郎氏もスタッフとして参加した。北側氏が飛ばすのは、最高速度100キロは出るという最先端の小型ドローン。超高速ドローンで撮影された映像を見て、番組MCの設楽統(バナナマン)は「うおー! すげぇ! 思ってる以上にドローンの映像ってすごいね」と興奮を隠せない様子だった。
そして実際の作品が番組で流された。テンポよく展開される映像に、収録現場にいた出演者陣は拍手を送る。作品を見て鈴木は、「ドローンのベッドシーンありましたよね。私それにムラムラしちゃいました」と興奮気味に珍発言を繰り出し、同じく見届け人として出演していた小沢一敬(スピードワゴン)から「嘘つけ(笑)」と笑顔で突っ込まれていた。
審査員を務めるのは、映画監督・山崎貴氏、映画プロデューサー・石井朋彦氏、そして脚本家・旺季志ずか氏といった面々。採点基準は「企画自体が面白いかどうか?」の企画力10点、「映像を効果的に撮影・演出できているか?」の表現力10点、「3分の予告が魅力的か?」の構成力10点。1人が持つ点は30点までで、90点が最高得点となる。
・山崎貴氏 合計23点(※内訳 企画力8点、表現力7点、トレーラーの構成力8点)
コメント:ドローンの恋物語と聞いて、最初は「どうするんだろう」と思っていた。とりあえず成立していた気がしました。正直面白かったです。ちゃんとしていたというか。
・石井朋彦氏 合計20点(※内訳 企画力8点、表現力6点、トレーラーの構成力6点)
コメント:森さんの作品を観て、かなりレベルが高いなと思った。最初に高い点を付けちゃうと後が大変だと思って。
・旺季志ずか氏 合計24点(※内訳 企画力10点、表現力8点、トレーラーの構成力6点)
コメント:表現力はサービスしてます。もっと低くてもよかったんですけど、続きが観たいなと思って。予告編でも戦いのシーンとかを撮るべきだったと思います。ウリになる1ポイントをお金かけてでも撮ればよかったのに。
・森峻介 合計67点
森の合計点は67点。トップバッターということもあり審査員が厳し目につけたことを考慮するとまずまずの結果と言えそうだ。MCの設楽も「ここがスタートだと、期待が持てるというか。レベルが高いな」とクリエイター陣の作品に手応えを感じた様子。果たして森は最終審査会に駒を進めることはできたのか? 残念ながら放送を見逃してしまった方は、Abemaビデオにて森の作品をチェックしよう。
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