REC6-4でサイプレス上野/MC漢 a.k.a GAMI/T-PABLOWの3人のモンスターを撃破したCIMA。REC6-5である4戦目にはR-指定が登場し、関西シーンの最前線で戦うCIMAと、関西シーンから登場し全国区のラッパーとなったR-指定というバトルの構図になった。実際、CIMAもR-指定に対して「全然関西にいないし、絶対王者なんかない」と、関西を誇る言葉でR-指定を挑発する。
そして始まるバトルは「レペゼンってのはな/地元にとどまって東京の悪口を言うことじゃねえ」「東京で俺が活躍した結果/大阪の底上げだ/これSTEP UP」とR-指定が強烈なパンチを繰り出し、CIMAの地元レペゼンに対してアンサー。対するCIMAも「お前が東京でも大阪で俺はLIFE GOES ON」と、地元に根を張る自身のスタンスをアピールする。そして初戦はR-指定が奪取。
二回戦はDr. Dre【Forgot About Dre ft. Eminem】のバウンシーなビートの上で、お互いのスキルを見せつけるテクニカルなバトルへ展開。KEN THE 390やERONEが解説していたように、R-指定がビートへのアプローチにおいてCIMAよりも多彩さを見せ、CIMAの挑戦をクリティカルで打ち破った。
残念ながら敗れてしまったCIMAだが、オーソドックスなビートから変則、ダウンビートまで安定して乗りこなし、サイプレス上野/MC漢 a.k.a GAMI/T-PABLOW/R-指定という、手の違う4人のモンスターに対してもしっかりと組み合うことが出来る、プロレスで言うところの「受けの上手さ」が非常に印象的で、全試合「魅せる」試合づくりになっていたのは、CIMAの受けの上手さに依る部分も大きいと感じさせられた。
番組後半はREC-6のベストバウトを振り返るコーナー。T-PABLOWは「MEGA-GとMC漢戦」をチョイス。漢から「前日一緒のイベントでライヴしてたのに(MEGA-G)が内緒にしてて」と同門対決となったバトルの裏側を話す。サイプレス上野は「MC☆ニガリ a.k.a 赤い稲妻 vs T-PABLOW」戦を選び「二人の物語が3ラウンド目で一気に出てきて、『高校生ラップ選手権』という自分たちの出てきた場所をレペゼンする姿勢が格好良かった」と解説する。「CIMA対サイプレス上野」戦を選んだR-指定は「CIMAに対するサ上の返し/切り返しの上手さ」を評価。MC漢は「CIMA対R-指定戦」をチョイス。ZEEBRAも「言葉数が多いから見応えがあった」と話すこのバトルに、「マイクリレーとしてあそこまでやりきった(のが凄い)」と評価を与える。
そして、REC7からはモンスターが二人増えることが発表され、さらなる展開が予想されるフリースタイルダンジョン。新モンスターの登場も含め、来週が待ちどうしい!
『フリースタイルダンジョン』はAbemaTVで配信予定