20日、『クソみたいな映画』が「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」のTV DIRECTOR'S MOVIE部門にて上映を迎え、主演の内田理央、共演の稲葉友、村田秀亮(とろサーモン)、芝聡監督が登壇した。

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 『クソみたいな映画』は、お笑いコンビ・NON STYLE石田明が脚本を書いたユーモラス・サスペンス・コメディ。内田演じる主人公が恋人(稲葉)の死を受け、思いもよらぬ復讐劇を繰り広げる、人間の汚さや美しさに焦点をあてた新感覚の物語。様々な出来事について見て見ぬふりをする現代社会に、もしかしたら自分が関わっているかもしれないと、無自覚の罪を突きつける。

 復讐を胸に誓いながら、感情が揺り動かされていくという難しい役に挑んだ内田。演じた感想を聞かれると、「自分の近くに優しい人がいると許せるなっていう思いでやりました。…うーん、難しいですねぇ、赦しっていうものは(笑)」と、やわらかく微笑む。劇中とはまったく違う穏やかな顔に観客からも笑みがこぼれ、稲葉も「そうですね、難しいですよ…(笑)」と思わず同意。

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 稲葉演じる気の優しいナンジョウは、腹が立つと、その相手に面白いあだ名をつけることでストレスを乗り越えるという人物。理不尽な状況やストレスをどう乗り越えているかと尋ねられた稲葉は、「大きいところで言うと、寝ちゃう。睡眠は世界を救えるので、自分の体を助けてくれる」と言いながらも、「面と向かってイライラするときは、後ろのほうのことを考える。今に意識を持つとしんどいので、10メートルくらい後ろの意識を持つ。そうするとストレス解消」と説明した。

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 巧みなストレス解消法に「へえ~~??」と、やや疑問の表情を浮かべた内田、ならびにリアクションの薄い場内。稲葉は苦笑気味に「あまり腑に落ちていない(笑)」と言い、劇中の人物に沿い、「(携帯の)登録、みんなのも変えていこうかな」と締めていた。

 また、10年以上バラエティ番組を手掛けており、本作が初の監督デビューとなった芝監督は、「監督「映画は、親兄弟のテンションが上がりまくった。バラエティと映画って差があるんだなと思いました」と、しみじみ。「普段バラエティで何度もご一緒した石田さんと相談して、脚本にしていただいた。監督の僕だけが素人で、役者も一流ばかり。このお三方だからこそこの役」と完成作に胸を張っていた。

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 「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」は4月21日まで、沖縄県内にて実施。

取材・文・写真:赤山恭子

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