『陸海空 地球征服するなんて』から生まれた恋愛リアリティショー「ラブアース」シーズン4の第3話がAbemaTV(アベマTV)で放送された。本番組では、男女6人が与えられた予算の中で旅を進め、数々のミッションをこなしながらゴールを目指していく。今回の舞台は、アンコールワットなどの世界遺産を持つカンボジア王国だ。
番組のMCはお笑いコンビ・オオカミ少年の片岡正徳、お笑いコンビ・相席スタートの山崎ケイ、タレントの柴田あやな。今回はハリウッドデビューで話題のPrizmaX・森崎ウィンがゲスト出演した。
初日から3日分の資金を無くしてしまい、残高9900リエル(約300円)と大ピンチのメンバーたち。このままでは旅を続けられないため、4日目以降の生活費を前借りしようと、プロデューサーにお願いすることに。
しかし、プロデューサーから返ってきたのは「真剣に考えたのか疑問」「即答で『はい、分かりました』って言うつもりはない」という、厳しい言葉だった。
ひとまず、今晩泊めてくれるという現地の人のお宅に着いてから、もう一度考えようとするメンバーたちだったが、そんな彼らに「『明日、明後日気をつけよう』で解決するのかな?」と、さらにお灸を据える女性スタッフの李ディレクター。
実は、彼女は“鬼の李”と呼ばれる敏腕ディレクター。李ディレクターは「真剣に恋愛番組を撮りたい」という熱い思いを持ち、スタッフとして参加。しかし、初日で3万円あったお金が300円になってしまうという、番組成立を揺るがす大ハプニングが起きてしまい、さらにメンバーたちは今後の見通しも甘いまま旅を続けようとしていたため、怒りの表情を隠せない。
泊まるお宅に着いてからも「本当によく分からないんだけど。旅を続けられる自信はどこから?」という李ディレクターの声と状況に戦慄するメンバー。その後も「番組が成立しないなんてありえない」「ウチら親じゃないんだよ?」と、李ディレクターの説教は続いた。
2日目の早朝、スタッフに「僕らが話し合ったことをスタッフさんに聞いていただきたい」と切り出したたつろう。お金の管理の仕方を反省しているといい、一度は前借りせずに300円で2日を乗り切ろうという案も出たというが、やはり現実にはお金がないとカルチャーミッションがこなせないため、改めて「『お金をお借りできないかな』という結論にたどり着きました」と交渉した。
スタッフは「何度もラブアースをやってきているけど、こんな事態になったのはこのチームが初めて」と前代未聞のハプニングであることを強調。1日にしてお金を失ったメンバーたちに「誰が信じるの?」と、不信感をあらわにした。
そして、スタッフはできる限り手持ちのお金で2日間を乗り切ろうと思っているというたつろうに「じゃあ、お願いに来る前に、9900リエルで行けるところまで行くのが筋じゃないの?」「今、頼みに来ている時点で甘えが出てる」と指摘した。
するとここで、ましろんが「おっしゃる通り、手元に残ってるお金だけで進むべきだと思いますし、昨日みんなで話し合ったときもそういう結論になった……」と、たつろうの話と違うことを主張。「なんで今借りるってなったの? 私も分からなかったんだけど……」とたつろうに戸惑いながら確認した。
すると、たつろうは「本当に真実を明かすなら…」と言い出し、昨日の話し合いでは「手持ちだけで進む」という結論が出ていたが、「保証としてお金がほしいっていう意見をマキシからもらって……」と説明。「押し切るべきだった」とたつろうが反省すると、スタジオで映像を見ていた相席スタート・山崎は「マキシのせい、みたいなことなの?」と、たつろうの言葉に納得がいかない様子。
とりあえず、手持ちのお金で進むことになったメンバーたち。この日最初のカルチャーミッションは「名物”クイッティオ”を食べる」というもの。クイッティオはカンボジアの米粉ヌードルだ。
無駄のない動きでお店に到着したメンバーたちは、お金節約のため、試食をさせてもらえないか頼むことに。すると、お店で食事をしていた女性が、6人におごってくれるという。優しさに感激したまなは「お礼がしたいってなんて言えばいいんだろう?」と言葉の壁がもどかしそうだったが、簡単な英単語でなんとかお礼の気持ちを伝えていた。
クイッティオを一口食べたたつろうが「お父さんの厳しさとお母さんの優しさ?」「家族のような温もりを感じる」と謎の食レポをしていると、もみーは「ちょっと時間ないから早く食べてもらっていいかな?」と辛辣なツッコミ。お金を失い、スタッフに怒られて重い空気だったメンバーたちに、笑顔が戻っていた。
※山崎ケイ(崎は正式には「たつさき」の字)