AbemaTVで『株式会社ニシノコンサル』が放送された。当番組はキングコング・西野亮廣が、さまざまな悩みを抱えた相談者を相手に名案・妙案・オリジナルアイデアを提案する新感覚コンサルティング・リアリティーショーだ。
4月より月1回放送&2時間枠でリニューアルした当番組。今回の相談者は、2018年、地元である福岡県の博多で、野菜中心の肉まん『ベジまん』を創業し、野菜と手作りにこだわった「ベジタブル肉まん」の販売を行っているという元・証券マンの松原鵬博さん(ラッキーバンズ株式会社)。現在は実店舗に加え、ネット通販やキッチンカーでの販売を行っているという松原さんが、今回持ち込んだ相談は「『ベジまん』をもっと世に広めたい」というもの。
まず「(『ベジまん』を)おにぎりとかサンドイッチとかと同じぐらいのポピュラーなものに」と語る松原さんに、「そんなに行くんすか。おにぎりって、むちゃくちゃポピュラーですよ」と、どこかたじろいだ様子を垣間見せる西野。しかし目下、売り上げが伸び悩み、利益がほとんど出ておらず、「ホントにこのまま夏を迎えると、ヤバいんで……」と、消え入るような声で語る松原さんの様子を見て、この日のブレーンである『2ちゃんねる』の創設者・ひろゆきとともに、松原さんの相談内容を検討することに。
実際に同店の『ベジまん』を食べた西野とひろゆき。味は二人とも「おいしい」と称賛した。250から300キロカロリー程度だという一般的な肉まんに比べ、同店の『ベジまん』は、140キロカロリー程度のヘルシーな商品だという。しかし、これを聞いたひろゆきは「そもそも肉まんを食べようと思う人って、ヘルシーとか期待してないと思うよ」「牛丼屋って、肉と油と米食いたくて行くわけじゃないですか。これで牛丼屋行って『ヘルシーです。肉は少なめです』と言われたら、ちょっと怒りません?」と、全否定ともいうべき強烈な駄目出しを連発。しかし、一理ある内容であるだけに、西野も「たしかに」と頷きを見せる。
番組では、今回の出演者で唯一の女性である番組アシスタント・堀江聖夏の意見も聞くことに。堀江は「コンビニで肉まんのカロリーって書いてあるじゃないですか。あれは見ます」と、松原さんの意図に理解を示し、女性目線でコメント。しかし、それを聞いたひろゆきは、間髪入れずに「カロリー気にしてる人は最初から肉まん買わないよ!」とバッサリ斬り捨てた。
それでも松原さんが「『ベジまん』は低カロリーだから、肉まんを今まで食べなかった層が(取り込める)……」と、その狙いを再度説明すると、ひろゆきは「もっと見た目も違って、味も違っていれば『面白いものだよ』って口コミで広げられる可能性がある。食べると超肉まんじゃないですか」と指摘。
続けてひろゆきは「たとえばタピオカとかナタデココって、食べたことない食感で、聞いたことない名前で、面白いよって若い子たちに普及して広まった歴史がある。『ベジまん』って言っても食べたら肉まんだから、広げようがない。話題にもしようがない」と、さらに厳しい言葉を投げかける。
「お客さんが食べたくなるような名前とか、聞いたことない名前をつけてさ、食べてみたら『なんだ、ただの肉まんじゃん』っていうのって、失望しかなくない?」と、勢いが止まらないひろゆき。
さらに「たとえば、本当にヴィーガンの人が食えるぐらいに『肉は一切使ってません』とか、小麦もいいやつを使ってますっていう形で、ちゃんと差別化ができてて、スペックで戦えるレベルならまた別。でも、スペックでも戦えない。“野菜多め肉まん”だから」と、歯に衣着せぬ物言いを連発。視聴者からは「煽りスキルが高い」「依頼主のコンセプト全否定」「ひろゆきさんの番組を作ってください」などのコメントが殺到した。
【期間限定・無料視聴あり】「おいしいうんこを作ろう」2ちゃんねる創設者・ひろゆきの驚愕アイデアにクライアント呆然!?▶︎動画はこちら