
28日、HKT48指原莉乃の卒業コンサートが、横浜スタジアムで開催された。
3万人を超える観客に向け「11年間、本当に幸せでした。アイドルになったことを後悔したことは一度もありません。アイドルという仕事が大好きでした」とあいさつ。「アイドル指原はこれで見納め。私の最後のアイドル姿を目に焼き付けてね」とファンに呼びかけた。
その途中には、超サプライズ演出の仕掛け、ダウンタウン・松本人志との共演を果たし、約3万人の度肝を抜いた。先月亡くなった内田裕也さんに扮する松本と、内田裕也 feat.指原莉乃名義で2014年6月にリリースしたデュエット曲「シェキナベイベー」を披露し驚かせた。

終演後、コラボ実現の経緯を尋ねてみると「裕也さんもあんな風に、相方がいたほうが嬉しいのかなと思って」と指原。
「メンバーや卒業メンバーのから探したのですが、適任がいなかった。あれをできる人を考えて「松本さんしかいないぞ」って考えるようになったんです。「ワイドナショー(フジテレビの情報番組)」で話した時は『パチンコの営業と迷うな』って冗談のお返事を頂いていました」と明かし「事務所通してオファーしたら快く良くOKして下さった。きっと裕也さんのことを思ってのこと、そんな経緯で決まりました」
大ウケだったステージについて「一緒にハートとか作ってくれて、可愛かったです。このハートを作るポーズも恥ずかしがるかなと思ったのですが、それも快くやって頂いて…。優しいですね。嬉しかったです」と感謝した。

盛り上がったコンサートだったが「人生を懸けてアイドルになったメンバーの話を、ちゃんと聞いてあげてください。これからも風通しの良いグループでいてほしい」と運営サイドに対する願いも挟んだ。
グループに対する「心残りは」という質問にも答えた。
「みなさん知っての通り、今この状況で、それに関しては改善の余地というよりも、全て変えて、1から作り直さなくてはいけないと思っています。口には出していなかったけれど、実際に会社の人にどうにかすることはできないか声を上げたのですが、私1人の力で動くものではないと、会社、社会の厳しさに気付きました。さきほど、悔いは無いと言いましたが、それに関しては確かにそう…。もっと自分が何かできなかったのかなとは思います」と述べる場面もあった。















テキスト・写真:野原誠治
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