5日、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』（AbemaTV）が放送された。
視聴者から電話を募るコーナーで、今回電話がつながったのは匿名希望の23歳の男性。その声色から「元気なさそうだけど何かあったか？」と竹山が尋ねると、男性は「モヤっとしていることがありまして」と、4日に大阪で起きた女性の飛び降り自殺のニュースについて触れる。一般人がその瞬間の動画をSNSに掲載していることや、自殺をしてしまった女性の心情などを考えてしまい「ちょっと今ヘコんでいる」と悩みを明かした。
それに対し竹山は「その方に何があったかは僕には分からない」と前置きしつつ、「ネットリテラシーや良心の問題になるんだけど、人が亡くなるということを無責任な形でネットに流すということは、僕はいけないことだと思う」と自身の考えを述べる。
また、記者などが自身の責任において発信する行為は別だとして「今ネットに流れている映像っていうのは、その人の気持ちも考えず、勝手に撮って、面白おかしく流しているだけでしょ？ だからモヤモヤするのよ」と指摘。そして、「いいか悪いかって言ったら、悪いですよ。そういうことを理解しながらネットと付き合っていかないとしょうがない」と諭していた。
世の中にそういった映像を流す人物は「いる」と明言する竹山は「それを『見たい』という気持ちも分かる、人間だから」と一定の理解を示しながらも、視聴者には「見るべきじゃない、見るのは人間として違うような気がする」と訴える。
そして、「見ない勇気、見ない正義。それを守ろうよ。俺たちにできることはそれしかない。我々には引きずらない責任、ちゃんと生きていくという責任があるから」と付け加え、男性に言葉をかけていた。
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