8日、テレビ朝日開局60周年記念 5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」の制作発表記者会見が行われ、主演の岡田准一、共演の松山ケンイチ、沢尻エリカ、満島真之介、飯豊まりえ、山崎育三郎、柳葉敏郎、岸本加世子、市毛良枝、岸部一徳、小林薫、寺尾聰、鶴橋康夫監督が登壇。岡田演じる財前の愛人・花森ケイ子役を演じた沢尻が、岡田とのラブシーンを振り返った。
同作の原作は、言わずと知れた山崎豊子の名作長編小説。これまでも幾度となく映像化されてきた本作だが、物語の設定を2019年に置きかえ、現代の最新医療ならではの今までにない新たな「白い巨塔」の世界を醸成。大阪の大学病院を舞台に熾烈な権力争いを描く。
沢尻は「この作品は私も小さい頃から見ていて、好きな作品の一つなので、自分が出るというのは不思議な感覚があったのですが、鶴橋監督と素晴らしいキャストの皆さんとご一緒できて光栄でした」と喜びの挨拶。
岡田とは本作が初共演で初対面だったというが、「ジリさん」と呼ばれるほど仲が良くなったよう。愛人ということでラブシーンが多かったといい、「初対面なのに、すぐ『ブチュ~』なところから始まって、スキンシップが多い役だったのですが、岡田さんがすごい気さくでリードしてくれたので、助かりました(笑)」と笑顔で振り返った。さらに、岡田の演技についても「(話数が進むたびに)顔がすごく変わっていく。それを間近で見させていただいて、素晴らしいなと思いました」と絶賛していた。
また沢尻はこの日、食用のバラをあしらった手作りのチーズケーキを差し入れもしていたようで、MCからその実物も披露された。共演者からは歓声が上がり、満島は「バラの部分いただきます!」とノリノリ。そんな沢尻に鶴橋監督もメロメロで「沢尻エリカさんのファンクラブに明日から入ろうと思います」というジョークも飛び出し、「今回の仕事で沢尻さんとの仕事は二度目だったのですが、一番安定感があった。絶対に都合のいい女にはならない。岡田准一、何するものぞ、という気迫があった。でも最後には一番財前を愛しているというのが感じられた」と、その現場での佇まいも評価していた。
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テキスト:堤茜子
写真:You Ishii