5月15日、映画『プロメア』(5月24日公開)の完成披露舞台挨拶が都内で開催され、声優を務めた松山ケンイチ早乙女太一堺雅人ケンドーコバヤシ、古田新太、佐倉綾音に加え、脚本を担当した中島かずき、今石洋之監督が登壇した。

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 本作は「天元突破グレンラガン」(2007)、「キルラキル」(2013)の TV シリーズを手掛けた今石洋之監督と脚本家・中島かずきが再びタッグを組む、オリジナル劇場アニメーション。燃える火消し魂を持つレスキュー隊員・ガロを松山ケンイチが、ガロと対峙する“マッドバーニッシュ”のリーダー・リオを早乙女太一がW主演で演じる。中島が座付き作家を務める劇団☆新感線への出演経験を持つ演技派俳優と、実力派声優陣の共演も見どころの1つだ。

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 舞台挨拶では、大きな声を出すシーンが多かったという収録現場でのエピソードが話題に。松山、早乙女、堺の3人は一緒にアフレコを行ったと言い、松山はクライマックスのシーンについて「最終的には3人で7歳の子供になったような気持ちで、必殺技を言い合ったりしていました」と回顧。堺いわく、松山は収録後に数日間寝込んだそうで、自身も「喉がおかしくなって、しばらく消炎剤が手放せませんでした」と、壮絶なアフレコを振り返っていた。

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 さらに、堺は「休憩になってすぐに(松山が)弁当を食べたんです。さっきまで丁々発止やっていた人が。『どうしたの?』って聞いたら、『腹減っちゃって』と。この人について行こうと思いました」と、熱いガロを全力で演じた松山のエピソードを披露。「食わないとやっていられないですよね」と松山が照れ笑いを浮かべると、堺は「その発想がいいんだよ!」と太鼓判を押した。

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 早乙女もまた、松山が「ガロのような真っすぐさと熱さ」を持ち合わせていたとコメント。アフレコ初日には、松山がスタッフからの指示を理解しておらず、まだ自分の番ではないのに台詞を言い始めてしまったこともあったと暴露した。

 その後、完成した作品を観た感想を問われると、松山は「太一くんは色気がある。キャラクターに本当にマッチしていて。男性なんですけどね、ちょっとムラムラする感じが…」と言い、それを聞いた早乙女は思わず「気持ち悪い」と苦笑い。さらに「堺さんは堺さんで二面性がある。そういうところもムラムラするんですよね」と、堺に対してもムラムラしていたと話し、会場を笑わせていた。

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テキスト・写真:水野梨香

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