かねてから自動車の運転免許証について「AT限定の運転免許証廃止」による事故抑止を訴えている元長野県知事で作家の田中康夫氏が、フリーアナウンサーでタレント・丸岡いずみ氏の「私、乗らないんですけどゴールド免許です」発言に異議を唱えた。
先月発生した東京・池袋の暴走事故や、今月に起こった滋賀・大津での事故など、最近になって自動車による痛ましい死傷事故が相次いでいる。19日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』では、池袋の暴走事故から1カ月という節目に、自動車事故を無くすために必要な事について改めて議論が行われた。
運転免許証の返納問題や自動運転技術の普及における課題などが議論される中で、田中氏が訴えたのは「運転免許証のIC化」だった。
発端は前述した丸岡氏の発言だ。田中氏は「使わないのにゴールドになる。そんなクレジットカード会社なんてない」と反論すると、次のように持論を展開した。
「運転免許はどんな車にも差し込めるICカードにすべき。走行距離と軽微な違反などの相関関係で管理しないと変なことになる。さらにICカードにすれば、(無免許はもちろん)免許停止期間中の人は運転できなくなる」
その意見に同調したネット問題に詳しい文筆家の古谷経衡氏が「地球何周分相当の距離を運転しているが、全然大丈夫。ゴールドですよ」と自信満々に話すと、古谷氏に目を遣った田中氏は笑みを浮かべながら「ATだからな」と発言。一同の笑いを誘っていた。
(C)AbemaTV
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