『陸海空 地球征服するなんて』から生まれた恋愛リアリティショー「ラブアース」シーズン4の第8話がAbemaTV(アベマTV)で配信された。当番組では、男女6人が与えられた予算の中で旅を進め、数々のミッションをこなしながらゴールを目指していく。今回の舞台は、アンコールワットなどの世界遺産を持つカンボジア王国だ。
番組のMCを務めるのはお笑いコンビ・オオカミ少年の片岡正徳、お笑いコンビ・相席スタートの山崎ケイ、モデルでタレントの柴田あやなだ。
現在地から120km離れたバッタンバンという街にある、プノンサンパウ寺院に向かうことになったメンバーたち。すんなりとバッタンバン行きのバスを見つけ、乗り込んだ。
すると移動中、たつろうは隣に座っていたまなにウンチクを語り始めた。「お酒を飲むとつり橋効果に近い。お酒を飲むとドキドキするでしょ? 一緒に飲んでる人に対して、『私はこの人にドキドキしてるのかな』って転換しちゃう」という。
しかし、まなは「へ~そうなんだ~」と空返事。リップを塗りはじめ、あまり興味がなさそうだ。
トゥクトゥクに乗り継ぎ、プノンサンパウ寺院が建つ山のふもとまで来た6人。山ちゃんとましろんが寺院の入場チケットを買いに行くが、なんと2人は手をつないで歩いていった。
大胆な行動に、スタジオの柴田は「え? え?」と困惑。また、今までピュアそうな素振りを見せていた山ちゃんの変貌に、山崎も「ただのやり手の男じゃんか~」と驚いた様子。
さらに山崎は「ましろんは会話能力が高いんだと思うんですよ」「一緒にいる時間が長くなれば、『ましろんといるの楽しい』ってなる」と分析し、「ましろんの逆襲が始まったら楽しい!」と期待した。
本来は800段の階段を登って寺院まで行くが、現地の人の好意もあり、裏道を車で登ることになったメンバーたち。寺院に到着し、山頂からの景色を楽しんでいると、ラブミッションが届いた。
内容は「男性が女性を誘って、夕日を見ながら10分間、バックハグでツーショットトーク」。男女の組み合わせは早い者勝ちということで、マキシはすぐにもみーを誘い、たつろうはまなの手を引いた。残った山ちゃんとましろんが自然とペアに。
しかしここで、“一途女子”まなが動いた。予定より早く山頂に到着してしまったため、6人で夕日が落ちるのを待っている間、まなが「ちょっと確認したい」と山ちゃんに声をかけ、2人きりに。
そして「私、山ちゃんとバックハグしたかった」と打ち明け、「(ラブミッションを)始める瞬間に、もし(ましろんじゃなく)私だったら、連れて行ってほしいです」と気持ちを伝えた。
山ちゃんは「わかった」と返事をするが、どうするか非常に悩んでいる様子。悩みに悩んだ末、山ちゃんはたつろうに「ちょっといい?」と声をかける。そして「単刀直入にだけど、バックハグの相手を代わってほしい」と頼んだ。
たつろうは少し考えてから「ダメだね。俺もまなちゃんと話したいから」と断言。さらに「早い者勝ちっていうルールだから」と指摘し、山ちゃんの依頼をきっぱり断った。
夕日が落ち、ラブミッションの時間になると、まなは山ちゃんのもとへ行き、真剣な表情で「行こう」と腕を引く。しかし、山ちゃんは「待って。座って」とたつろうの隣にまなを座らせると、「ましろん行こう」とましろんの手を引いて去っていった。
置き去りにされたまなは呆然と山ちゃんの背中を見つめ、ショックで泣いてしまう。心配したたつろうに誘導され、一度感情を落ち着かせるために、メンバーたちのいない場所に向かう。
このときの気持ちを、まなは後ほどスタッフに「私と行ってくれるんじゃないかと思ってたんですよ。だから『ごめん』って言われたときはびっくりして。『あっフラれたんだ……』って」と思いを吐露。視聴者からもSNSを中心に「心が痛い」「しんどすぎる」とまなを心配するコメントが寄せられた。
たつろうは、まなの気持ちが落ち着いたのを見ると「もう少し経ったら、向こうに行って夕日見て、ラブミッション完遂させよう」と優しい言葉をかける。さらに「ここ俺らの貸切だから。向こうは夕日で混んでるけど」とユーモアを交えて慰めると、再びまなは泣き始める。そして、泣き止んだまなは「たつろう、ありがとう」とお礼を言った。