『株式会社ニシノコンサル』(AbemaTV)が放送された。当番組はキングコング・西野亮廣が、さまざまな悩みを抱えた相談者を相手に名案・妙案・オリジナルアイデアを提案する新感覚コンサルティング・リアリティーショー。
今回の相談者は、ネイリストのマッチングアプリ『ネイリー』を手がけ、自身も複数のネイルサロンを経営しているという、株式会社ネイリーの浅倉健吾さん。そんな彼が今回持ち込んだ相談は「マッチングアプリ『ネイリー』をもっと広めたい」というもの。
現在、約3000人のネイリストが登録している同アプリは、長年、ネイル業界に携わってきた浅倉さんが、顧客とネイリストを直接つなげたいという目的に加え、「この業界って、クーポンサイトがすごく強い。大手でやっていると、そういう広告費を出せるんですけど、なかなか個人だとかけられない」と、個人経営の小規模なネイルサロンを支援したく開発したという。
しかし、昨年8月にサービスを開始したものの、ユーザー数は伸び悩み、不振を極めることに。そこで、SNSのフォロワー数が約150万人を超える日本屈指のインフルエンサー・菅本裕子(ゆうこす)が、利用者目線で同アプリを厳しくチェック。
菅本は「行き慣れたところにも行きますが、サロンの決め手となるのは、ネイリストとの仲の良さ」「ほとんど人で決まってくる」と、ネイリストを決める際の判断基準となるのは「人」だと断言。インスタグラムの検索結果から好みのネイル画像を探して保存しておき、気に入ったネイリストさんに当日は保存していた画像を元に依頼するという。場合によっては、大手クーポンサイトからネイルサロンを探し、新しいサロンに行くこともあると話した。
菅本の話を聞いた西野も「ホントにサービスのクオリティがバーッて上がってきて、均一化されていって、そうすると、もう機能検索は無駄で、結局、人検索になっちゃいますよね」と、あくまで「人」にフォーカスした検索システムが必要であると提案。
さらに、事前にアプリ「ネイリー」を使用してみた菅本は「ネイリスト個人とつないでくれるところは今までなかった。事前にいろいろ相談ができるのかなと思った。でも、使ってみて『あれ? これってどうしたらいいんだろう』とか『ん?』って思うことがあった」と、素直な感想を告白。
具体的に「利用者側のメリットがよく分からない。大手のクーポンサイトは探しやすいイメージがあるけれど、こっち(ネイリー)は、どう探したらいいんだろうって思った」と、検索機能に大きな問題があると指摘した菅本。また「(動画で)綺麗に撮られてたら行きたくなるかもしれない」と、動画などで店の雰囲気を伝えることも大切だという。
西野も、自身が手がけるオンラインサロンの体験を紹介し、「集客って結局、不安を取り除いてあげることが大切」とコメント。「(検索した際の画像アイコンが)小さい。ゆうこすが言っていたみたいに、お店がちょっと怖いと思ってしまう」と、菅本の意見に同調した。