29日、今年で21年目を迎える『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2019』(以下『SSFF&ASIA』)にて『CINEMA FIGHTERS PROJECT』第三弾オープニングスペシャルスクリーニングがヒカリエホールで行われ、本作に主演するEXILE AKIRA、佐藤大樹が舞台挨拶に登壇した。

『SSFF&ASIA』は米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭。『CINEMA FIGHTERS PROJECT』は詩と音楽、映像をひとつに融合した、EXILE HIRO、『SSFF&ASIA』代表の別所哲也、作詞家・小竹正人のコラボレーションによるプロジェクト。AKIRAは第一弾で出演した『キモチラボの解法』以来の出演、佐藤は本プロジェクトへの出演は初となった。
AKIRAが主演した『Beautiful』は、『クローズZERO』シリーズや『悪の教典』などで知られる三池崇史監督が手掛けた1作。一見するとバイオレンスな作風が特長の三池フイルムとは思えないような、“beautiful”な作品に仕上がっているという。完成作を振り返ったAKIRAは、「本当にあり得ない出来事、出会いのシーンから始まるんですけど、物語が進む中で、誰しもにおき得る運命と軌跡。観終わった頃には、心に沁みついて何か感じてもらえるものがある作品と感じています」と表現した。

そして、佐藤が主演を務める『魔女に焦がれて』は、青春ラブストーリーだという。すでに作品を観たというAKIRAは、「大樹の演じる役がとても爽やかな青年で“ザ・青春ストーリー”ではあるんですけど、大人世代でも共感できる普遍的なメッセージが入っていました。幅広い年齢層で楽しめると思う」と太鼓判を押すと、佐藤はうれしそうに満面の笑みを広げる。

お返しとばかりに、佐藤は、「AKIRAさんの作品を観たんですけど、これまで観てきた『CINEMA FIGHTERS』の中で一番刺さっています!観終わった後に切ないですけど、ふたつを観たような気分になります。ものすごくお勧めします!」と、さらなる熱弁を繰り広げ、まさかの先輩・後輩愛に場内は拍手喝采。照れた様子のAKIRAは「後輩にやさしくするといいことがあります(笑)!これからも大樹にたくさんやさしくしていこうと思います」と冗談交じりで返し、微笑んでいた。

『SSFF&ASIA2019』は5月29日(水)~6月16日(日)まで開催中。
取材・文・写真:赤山恭子
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