Netflix・フジテレビ系で今年春に配信が終了した『あいのり Asian Journey SEASON2』(Netflix・FODで配信)。番組を観た人なら特に印象に残る人物として、福岡県出身のでっぱりんの名前を挙げる人も多いだろう。シーズン1から出演している彼女は、いろんな意味で多くの視聴者にとって“飽きない”存在となった。共に旅をする仲間やスタッフ相手にも、納得しないことがあれば容赦なく意見をぶつけ、「でっぱりんと言えばキレる」というイメージを抱く人も少なくはないだろう。

 しかし旅のなかで見せる、ムードメーカーとして場を盛り上げ一躍担う姿や、その威勢の良さとは裏腹に恋に対しては乙女な一面など、とにかくいつも全力で、カメラの前で喜怒哀楽すべての感情をさらけ出してきたでっぱりん。いつしか視聴者も彼女を軸につい番組を追ってしまうような、話題の尽きない存在となった。そんな彼女は最後の旅で運命の相手を見つける。それが、じゅんきだ。

 取材場所で2人を待っていたとき、廊下に大きな笑い声が鳴り響いた。番組を観ていた人なら容易に想像できる、あの高らかな笑い声だ。ふざけるじゅんきにツッコミながらも笑顔を絶やさないでっぱりんは、番組に出演していたときにくらべ、随分柔らかくなった印象を受ける。でっぱりんは今東京で暮らし始め、じゅんきとの日常を綴ったブログを始めたり、YouTubeに揃って出演するなど、交際は順調のようだ。

 放送が終了したのは3月だが、実際にカップルとなり帰国したのはその前年の7月。それまではもちろん2人が付き合っている事実を知られてはいけない。その期間はどうやって過ごしていたのだろうか?

帰国後、2000件を超すアンチコメントに悩まされた日々

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でっぱりん: 帰国してからの半年間くらいは本当大変でした。ちょうどアンチコメントとかがたくさん来てて…

じゅんき: あー、そうだったね。

でっぱりん: 私がキレた事件(第6話ででっぱりんがメンバーに対し怒りをぶつけ、『あいのり』史上最大の修羅場と言われた)ですね。ちょうどその事件の放送の前に更新したインスタグラムのコメントがヤバくて。こっちとしては全く言い返せない状態で、とにかく2000件くらいコメントがきました。本当に落ち込んでいたんですが、じゅんきがずっと傍にいてくれたのがとても大きかったです。めちゃめちゃフォローしてくれました。

――じゅんきさんから見ても、落ち込んでるなと思いましたか?

じゅんき: それはもう、落ち込んでましたね。

でっぱりん: じゅんきは口下手なんで、私が落ち込んでいるときは、シュークリームとか、デザートを買ってきてくれました(笑)。何も言わない優しさに救われました。じゅんきがいなかったら、もしひとりだったら、もしかしたら私、キレてインスタ更新していたかもです(笑)。スタッフさんにも相談したりとかして、「もう無理」とか「何でこんなん言われないかんと?」みたいな。あまり良くない状況になっていたかもですね。

ありのままを映す恋愛リアリティー番組「とにかくガチ」

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 『あいのり』がほかの恋愛リアリティーショーと比べて一番大変なのは、恋愛メインとはいえ、貧乏旅行を集団で続けていくことのストレスだろう。実際、慣れない異国の地で旅を続けるメンバーたちが、些細なことをきっかけに険悪になり、ケンカやぶつかり合いを繰り広げるシーンも多々あった。もちろんカメラはそんなシーンもありのまま映している。2人はその時のことを「大変でした」と笑いながら口を揃えて語る。

でっぱりん: 恋愛リアリティーショーは他にもたくさんありますが、『あいのり』はガチな部分がとても大きいと思います。もちろんそこが大好きなところではあるのですが、携帯もなければ自分のお金もなく、みんなとずっと一緒にいたので、そういう意味でのストレスはすごかったですね。

じゅんき: 楽しかったけど、しんどかったですね。僕はずっと『あいのり』を観ていたので、最初はめちゃくちゃ緊張していて、人見知りも凄かったですし、しばらく敬語が抜けなかったです(笑)。

最初の頃は共同生活とかに慣れてなくて、どちらかと言うとひとりの時間が欲しいタイプなんですが、『あいのり』はひとりの時間はほぼないんですよ。なので、夜にすこしだけ外に出て一服したりしていました。その時結構悩んでいて、「この番組にとって、何が一番失礼じゃないことかな?」と思ったときに、とにかくこの旅を思いっきり楽しむことじゃないかな、と。まずは楽しんでから恋愛すればいいや、と思って。そこから切り替えてすごく楽になりました。

でっぱりん: 本当に自分が作れないんですよ。でも取り繕ってもしょうがないので、良い意味でも悪い意味でも、本当にそのままの姿を映してもらいました(笑)。

――ディレクターの方とも言い争うシーンもありましたね。

でっぱりん: 井上さんですよね(笑)(※第11話で番組ディレクターとケンカとなった事件)。本当にいい人で、ケンカの後に私も本当にいろいろと考えて、とにかくめちゃくちゃ感情移入してくれるディレクターさんだなって思いました。本当に私たちのために「どうやったら恋愛できるんだろうか」を真剣に考えてくれて、どうやったら面白く見せられるか?より、恋愛を応援したいという気持ちのほうが強いから、あんな展開になったんだと思います。すごく感謝しています。

――でっぱりんさんは、本当に視聴者に多くの姿を見せてくれましたが、実際にどういう撮られ方をするのか、など考えたりしたことは?

でっぱりん: そこまでの余裕は全くなかったです(笑)!「これは放送してほしいな」とか、全く考えられないので、とにかく恋愛する番組やけん、恋愛を頑張る。恋愛に集中していたので、どういうふうに映りたいなとかは全く考えてなかったです。

ケンカはしょっちゅう!話し合って相手を理解していく

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 インタビュー中はとにかく何を聞いても終始笑いが絶えず、じゅんきがボケてはでっぱりんがツッコムの繰り返し。でっぱりんのブログには、じゅんきとの日常の様子を綴ったものが多く、仲の良さがうかがえる。そんな相性ぴったりの2人だが、最初の印象はどうだったのだろうか?

でっぱりん: 最初の印象はカッコイイと思ってました(笑)。直感的に自然体でいれそうな感じがしたので、こういう人と付き合ったら楽しいだろうな、と。実際付き合うようになって、新たに発見したところは、すごく真面目なところ。とくに恋愛に対してすごく真剣です。男の人って恋愛に対して面倒くさい印象を持っているのかな、と思っていたんですが、じゅんきはきちんと向き合ってくれるんです。

じゅんき: 僕はシーズン1を見ていたので、もう暴れ馬だなって(笑)。今もとくに変わらず、もう、このまんまです。全体的に「強っ!」みたいな。弱い部分もあるんですけど、基本強いです。

でっぱりん: ケンカも些細なことでしょっちゅうします。最初は本当に多かったのですが、最近はなるべく話し合うようにして、言い争いになっても、すぐ仲直りするようにしています。あまり引きずらなくなりました。

――ケンカをすると、でっぱりんさんはなんとなく納得するまで話し合いを持ちそうな感じがしますが…

じゅんき: そうなんですよ(笑)! 最初の方はケンカが長かったんですが、最近は逆にとことん付き合おうと思って。ケンカを終わらせるために、なるべく話し合うというか、長い目でみたら結果的にはそっちの方が楽になるので。コイツ、まだまだベイビーなんで(頭ポンポンさせながら)

でっぱりん: 意味わからん!本当調子乗るなって(笑)

取材・テキスト・写真:編集部

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