お笑い芸人・信太優人(ノブナガ)の初監督作品『アダルトチルド』の全編映像化を目指すクラウドファンディングが、『Makuake』にて実施されている。
『アダルトチルド』は、AbemaTVにて全4回にわたって放送されたクリエイター発掘プロジェクト『クリエイターズファンディング』第1回出場作品で、「家族」をテーマにした物語。子供のころ十分な愛を受けずに育った主人公のユリが、愛に飢え、家族に飢え、人生で唯一「家族」というものを感じられていた「おままごと」を当時の友人に強制し、ひとつ屋根の下で暮らすというところからストーリーは展開される。同作の予告映像を『クリエイターズファンディング』出演時に見た小沢一敬(スピードワゴン)は「いやぁ…いいんじゃない。すごく(全編を)見たくなった。映画館で、予告とか見るじゃん? これが流れたら、『次、これ観よう』って思う」と賞賛のコメントを寄せていた。
本作で「おままごと」の家族を構成するユリ役は深田結梨が、ミズキ役は内田瑞穂、トキオ役は松原裕貴、そしてケント役は長谷部佑也が務める。信太は今回クラウドファンディングを実施した理由について「先日AbemaTVクリエイターズファンディングという番組でパイロットフィルムを製作したのですが、優勝こそできなかったものの、とても高評価、反響をいただきまして、本編を見てみたいとの声に応えさせていただきたくMakuake参加させていただきました。集まった費用を制作費として作品を完成させるべく、支援してくださる方を募集します」と説明。今回クラウドファンディングをスタートさせてからわずか2日間で目標金額の120万円を達成したが、よりクオリティの高い作品を目指すべく8月30日まで支援を受け付ける。撮影および編集は9~10月に行い、11月に作品公開を目指すという。
リターンには監督書き下ろしサイン入り台本、NG集付きのMakuake限定の作品DVD、打ち上げ参加権などを用意。詳細はMakuakeの公式サイトで確認しよう。
--信太優人監督 Makuakeより抜粋コメント--
・「今回の作品について」
子供のころ十分な愛を受けずに育ったユリが、愛に飢え、家族に飢え、人生で唯一「家族」というものを感じられていた「おままごと」を当時の友人に強制し、ひとつ屋根の下で暮らすというお話で、ユリの考える「家族」とは何か?また強制された人達の「真実の家族」と、おままごとでの「偽りの家族」この狭間の生活で生まれる歪み、葛藤。なぜ友人は逃げ出さないのか? はたまた逃げないのか? たどり着く究極かつ狂気の愛の物語です。
・「今回の作品を描いた理由」
僕自身「家族」というモノについて考えることが多く、「家族」とは何なのか? どこからが家族なのか?血のつながりか? 一緒にいた時間か? 気持ちか? など、様々な疑問が出てきました。その結果「家族」としての定義がハッキリとされていないのではないか? と感じました。しかしながら定義がハッキリとしていないモノに対して、ほとんどの人は「家族」は大切にするものだと考えている。という現実に再び疑問を抱きました。決して否定的な疑問というわけではなく、本当にそうだろうか? 定義は何だ? という懐疑的な、純粋な疑問です。そして、こういう「家族」があっても良いのではないか? 幸せといえるのではないか? という問いかけをしたくなりました。いま一度、「家族」について皆さんが考えるキッカケになればと思い、この作品を描きました。
▶︎信太優人監督『アダルトチルド』予告映像はAbemaビデオで配信中
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