16日、『ショートショート フィルムフェスティバル&アジア』アワードセレモニーが都内にて行われ、「CINEMA FIGHTERS project」のEXILE HIRO、EXILE AKIRA、小林直己、今市隆二、佐野玲於らが登壇した。なお、セレモニー内で、EXILE HIRO、別所哲也(SSFF&ASIA代表)、作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された本プロジェクトにおける第三弾『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』の概要が明らかになった。
『SSFF&ASIA』は、世界130の国と地域から応募された、およそ1万本の作品から選りすぐりの約200作品を、東京5会場と初となるオンライン会場にて上映されたアジア最大級の国際短編映画祭。セレモニーに華を添える豪華なゲストとして、かたせ梨乃、中江有里、永瀬正敏、ホラン千秋ら、各界の著名人もお祝いに駆けつけた。
3回目の取り組みについて、HIROは、「素晴らしい監督との出会いがあって、それぞれすごい世界観になってます。前回までは小竹さんの楽曲を聞いていただいて監督の作品観で作ったんですけど、今回は直接打ち合わせをしてやっていただいたので、特にすごく入り込みやすい作品になっています」と、前2回との取り組みの違いも説明。
『ハナレイ・ベイ』などで知られる松永大司監督とタッグを組んだ『On The Way』にて、演技初挑戦となった今市。ニューヘアに照れ笑いをのぞかせつつも、「右も左もわからない状況での撮影でしたが、松永監督と入る前に数回食事をしてプライベートなことから仕事のことまで、いろいろなことを話したり、聞かせていただきました」と、松永監督とのがっちりとした関係性をにおわせる。「すごくいい信頼関係で撮影に臨めました。本当に素晴らしく作品に対して愛を注いでいて、集まったスタッフさん、キャストさんに自分も入り、いい雰囲気の中で撮影させていただきました」と、できばえに胸を張った。
一方、事故死した青年がゴーストのまま1日だけ過去に戻るという、ファンタジックなラブストーリー『Ghosting』に挑戦したのは佐野玲於。演じた役について、「死んだことがないので(笑)、ゴーストとして過去の自分の思いから、幼馴染を助けるストーリーですけれど、どう接したらいいかというのはすごく難しかった。思いは時を超えるところで、洞内監督が素敵に仕上げてくださって。今回、参加できてすごくうれしい気持ちです」と、新たな作品への想いを込めていた。
取材・文・撮影:赤山恭子