やなせたかし氏の生誕100周年にあたる今年、シリーズ第31作目となる映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』が6月28日(金)より全国公開。 16日、アンパンマンの声優を務める戸田恵子、ばいきんまん役の中尾隆聖、ゲスト声優としてバニラ姫役を演じた榮倉奈々、バニラ姫の教育係・ジェラート大臣役のみやぞん(ANZEN漫才)、ばいきんまんが作った最強メカ“バイキンアイスロボ”役のあらぽん(ANZEN漫才)、テーマ曲を担当したドリーミングが登壇し、完成披露親子試写会が行われた。

足に怪我をしていたみやぞんだが、アンパンマンに支えられながら冒頭に“初めての”MCとして笑顔で登壇。汗をかいてしまうほど緊張していると話すみやぞんの呼びこみで登壇したドリーミングによる「アンパンマンのマーチ」の歌でイベントはスタートした。
最初に戸田と中尾は「僕、アンパンマンです!」、「は~ひふ~へほ~!」とそれぞれアンパンマンとばいきんまんのお馴染みのセリフを発し、会場の子どもたちは大熱狂!戸田は続けて「アンパンマンの生みの親のやなせたかし先生の生誕100周年という記念すべき作品で、そして今年で31作目と長く続いている作品でもあり感慨深いです」と挨拶。榮倉は「バニラ姫という役をやらせていただいて、そして3人(戸田さん、中尾さん、ドリーミングさん)の声が聞けて、とても嬉しいです。映画が終わるまで一緒に楽しめたらなと思います」と今日のイベントを楽しみにしていたことを明かした。続いてみやぞんは「感謝感激雨あられということで、本当に嬉しいです。子供のころの思い出の写真を見ると、全部にアンパンマンがいたりなど、今日を迎えられて光栄です!」と挨拶し、あらぽんは「今、アンパンマンと並んでみて、僕の方がでかいんだって少しショックでした」と笑いを誘った。
今回新たにアンパンマンファミリーに加わった気持ちについて聞かれた榮倉は「本当に嬉しいです!(今回お声がけいただいた際に)マネージャーさんから『相談なんですけど、アンパ…』と聞き終わる前に『やりたいです!』って言ったくらい本当に嬉しくて。家に2歳の子どもがいるんですけど、ここ一年くらい毎日アンパンマンって言っていて、うちのヒーローはアンパンマンとばいきんまんなんです。嬉しさと緊張と責任感が入り混じってます。」とゲスト声優を務めた今の気持ちを率直に明かした。続けて「昔、コキンちゃんが『ママだーいすき』って言う回があってそのセリフを言ってくれた時は涙が出るほど嬉しかったです」と子供とのエピソードも明かした。
みやぞんも「アンパンマンファミリーに加わっていいんですか?って思うくらい嬉しいですね。よく僕らのことをアンパンマンとやや響きがよく似ているから“あんまん”と呼んでいただけることがあるんです」と話し、あらぽんは「みやぞんとは2歳くらいからの親友なんですけど、昔アンパンマンの劇をやることがあってみやぞんはカレーパンマン、僕はおにぎりまんを演じたんですけど、あの頃の自分におにぎりまんじゃなくて最強ロボだぞ!と伝えたいですね」と2人ともアンパンマンとの縁を感じたというエピソードを語った。
また榮倉は「親の立場から見てもグッとくる台詞が多く、バニラ姫とコキンちゃんの友情関係は見どころです。映画を見て親子で笑顔になってもらいたいなと思います」と注目ポイントをコメント。あらぽんは「ロボットなので重厚感を出そうと思ったのですが、台本を見るとセリフがなくて“~~”ばっかりで。フリースタイルでやってくださいと言われました(笑)」と衝撃のエピソードを語る一幕も。
戸田は「アンパンマンの声優の中には20代の方もいたりするので彼らが生まれる前にアンパンマンをやっていたんですよね。昔と変わったことと言えば台本の字が大きくなりました」と、長年アンパンマンシリーズに携わっている戸田さんのエピソードに中尾さんも共感を示した。
アンパンマンの生みの親、やなせたかし先生の生誕 100 周年記念作品ということにちなみ、やなせ先生との思い出について聞かれたドリーミングは「先生との思い出はいっぱいなんですけど、先生と一緒に仕事するようになって2年目の時にやなせ先生から『なによりも明るいあなたたちに出会えて感謝しています』とお手紙をいただいて。それが今も力になっています」と話し、戸田も「東日本大震災以降、先生とは密接に話すことが増えたんですけど、“人生は喜ばせごっこ“という言葉が印象に残っていて、これからも子どもたちが喜んでもらえるように番組をやっていきます」と感動的なエピソードを話した。
最後に戸田は「今日はありがとうございました。以前榮倉さんはわたしの娘役として共演したことがあって、アンパンマンのゲスト声優をやることになったと聞いたときは驚きました。みやぞんさんは歴代のゲスト声優の中で一番喋ってたと思います!あらぽんさんも短い単語で表現するのはプロでも難しいのにとても頑張っていたと思います。アンパンマンは100年続く作品たと思っています!」と、作品に自信をのぞかせた。
(c)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (c)やなせたかし/アンパンマン製作委員会2019




