お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之(49)ら吉本興業の芸人が特殊詐欺グループの会合に出席し、金銭を授受していた闇営業問題で、吉本興業が緊急コンプライアンス研修を行うことが26日わかった。
関係者の話によると、26日までに所属タレントに「緊急コンプライアンス研修」のお知らせメールが届いたそうで吉本興業は、危機管理に向けて若手芸人を中心に27日から4日間にわたり合計8回の研修を行うという。研修では、詐欺グループや暴力団の実態から、普通の企業を装い言葉巧みに広告塔などに芸人を誘う手口や事前に防ぐ方法・出席してしまった場合の賢い逃げ方などを教える。
なお、吉本興業は27日、所属芸人の相次ぐ闇営業発覚を受けて、公式ホームページに「決意表明」を掲載。2009年からコンプライアンス研修を開始したことや警察から講師を招聘しての研修を行ってきたことを踏まえたうえで、「このような状況のもとで、所属タレントにおいて反社会的勢力との関わりが認められたことについては誠に遺憾であり、じくじたる思いとともにその責任を強く痛感しております。一連の報道されている件を含め、約6000人の所属タレント及び約1000人の社員のあらゆる行いについてはすべて当社の責任です。当社グループ全体でさらなるコンプライアンスの徹底に全力を尽くす覚悟であり、ここにその決意を表明いたします」とつづっている。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)