9日に放送された「10億円会議」(AbemaTV)で、元プロボクサー・甲斐真一郎氏が提案したSKE48のライブ構想案に、SKE48メンバーが衝撃を受ける一幕があった。
「世の中の役に立つ」プランを提案し、プレゼンで審査員全員の心を掴めばプラン実現のための資金が獲得できる「10億円会議」。今回は国民的アイドルグループ・SKE48から松井珠理奈、北川愛乃の2人が、視覚や聴覚に障がいを抱える人でも楽しめるSKE48のパブリックビューイングを実施したいとプレゼンした。希望金額は2170万円だ。
振動や光の変化によって音楽を伝える「サウンドハグ」というデバイスを導入すれば、障がいを抱える方でもライブの一体感を楽しめるとアピールした松井。普段、握手会などで障がいを抱える方が筆談や手話などでアイドル側に寄り添ってくれているのにも関わらず、グループ側が歩み寄れていないことが心に引っかかっていたという。そのため、より多くの人たちにSKE48の音楽の力を届けたいと思って今回のプレゼンに臨んだとのことだ。
すると、甲斐は「本当に『日本を元気にしたい』と強く思っているのであれば、なぜSKE48の力が通じるのかを試してこなかったんですか?」と、今回のプレゼン内容にあるような取り組みをなぜこのタイミングで行うのかを質問。これに対しSKE48の2人は一瞬ひるんでしまうものの、松井は「今まで自分たちの意見を出せるっていう場が、そんなになかったので……。今回、こういう機会をいただけたので、企画をさせていただきました」と、プラン提案に至った経緯を説明した。
ここで甲斐は「(プレゼンのような案ではなく)47都道府県にメンバーが1人ずつ行って、全員が歌った歌が(名古屋の)栄ではパブリックビューイングでファンが観るみたいな形の方が、高揚は高いのでは?」と、番組内では異例とも言える、まさかの“逆提案”。これにはスタジオからも感嘆の声が漏れた。
別室で見守っていた大場美奈も「すごいな!」と目から鱗が落ちたように声を上げ、須田亜香里にいたっては「SKE48のプロデュースに関わってほしい」と、甲斐の案を絶賛。新たな案が生まれたことにより、スタジオの空気も一変していた。
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