K-POPの人気グループを多数輩出してきた大型オーディション番組『PRODUCE』シリーズの第4弾『PRODUCE X 101』(毎週木曜よる9時~)#10が、7月11日、AbemaTV(アベマTV)にて放送され、練習生31人が受けたコンセプト評価の結果が明らかになった。
前回放送の#9では、ポジション評価とオンライン投票の合計で生き残った練習生30人が、チーム内で放出メンバーを選び人数を調整。そこにオンライン投票で復活を果たしたキム・ドンユンが合流し、5チームが再編成される様子が放送された。
最初に現れたのは『Super Special Girl』組。練習中「チームワークは最高だと思う」「いままでで一番団結できている」と語るメンバーがいたように、一糸乱れぬダンスをステージで披露。安定した歌声も合わせて、レベルの高いパフォーマンスを見せた。しかし、このチームは下位メンバーが多く、誰もが「これが最後のステージ」と脱落の不安を抱えていた様子。ステージは大成功したのにみんなで涙を浮かべ、観客に応援を呼びかけた。
『Pretty Girl』組は「かわいい」をテーマにステージパフォーマンスを創作。練習中に他のチームをからかう余裕もあり、練習中のムードもなごやかだった。懸念は、ハム・ウォンジンがのどに爆弾を抱えていること。レコーディングは何度も中断し、高音パートの変更が起きるトラブルもあった。しかし、マイナスを感じさせない明るく華やかなステージを完璧に披露し、観客は大盛り上がりしていた。
唯一7人編成の『Monday to Sunday』組は、ほぼ放出メンバーで再結成された上、後から敗者復活枠のドンユンが加えたこともあって、再編成で最も苦労したチーム。パートや動線が何度も組み換えになり、練習も決して順調に進まなかったが、イントロではロマンチックに、ラップはハードに、高音パートでは情感たっぷりに、メンバーがそれぞれの魅力を存分に発揮。7人は「やり遂げたぞ」と充実感をにじませた。
4組目は最上位圏のメンバーを多く擁する『U GOT IT』。舞台裏では体のラインが出る露出度の高い衣装に戸惑いを見せていたものの、いざステージに上がると、セクシーな男性を見事に演じるプロ根性を見せた。曲の雰囲気を高めたムードたっぷりの歌とダンスに、興奮しすぎた観客からは悲鳴に近い歓声が上がった。
最後は『MOVE』組。中間チェックでは安定感を見せたものの、その後、ケガ人、病人が続々と出てしまい、チームに暗雲が立ち込める展開に。漂う悲壮感をリハーサルで指摘された6人は、「楽しもう」と気持ちを切り替えてステージへ。アクロバティックな見せ場もあり、緩急の付いたパフォーマンスで観客を酔わせた。
5組のステージを終えたところで、約2000人の観客が投票で評価。5位の『Super Supecial Girl』はクム・ドンヒョン、4位の『Monday to Sunday』はナム・ドヒョン、3位の『Pretty Girl』はソン・ヒョンジュン、2位の『MOVE』はチョ・スンヨン、優勝の『U GOT IT』はキム・ヨハンが1位になった。
優勝チームは20万票(チーム内1位に10万、残り5人に2万票ずつ分配)、各チームの1位は獲得票数の500倍という特典がつくため、コンセプト評価1位のキム・ヨハンは17万2000票を獲得。デビューに向けて大きく前進した。31人の練習生にとって、明暗がくっきり分かれたコンセプト評価。下位の練習生たちに、ここから巻き返すチャンスは訪れるのだろうか。
▶番組情報
『PRODUCE X 101』
毎週木曜よる9時より字幕版日本初放送。放送後、Abemaビデオで無料配信中
URL:https://abema.tv/video/title/458-3
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