AbemaTVで特別番組『月刊生アクセラレータ』カウントダウンSPが放送された。本放送にはアニメ『とある科学の一方通行』に出演する声優の岡本信彦、日高里菜、久保ユリカが出演し、アニメの魅力やそれぞれが担当するキャラクターの演技などについて語った。
『とある科学の一方通行』は、『とある魔術の禁書目録』の劇中で負傷したアクセラレータの入院中の物語を描く外伝作品。その発端となる『とある魔術の禁書目録』の映像が流れると、約10年前の自分の演技に岡本は悶絶。にんまりと笑って「いや~若いですね~」という日高も、当時は14歳の中学生。特徴的な喋り方のラストオーダーを演じるにあたり、原作の小説を使ってセリフの練習をしていた......という思い出を語った。
岡本もまた「映像を見ていて......どんどん(演技が)濃い味になっていることがわかった。いまは豚骨醤油味くらいまできたかな......」と10年の歳月の中で演技が変化していることをあらためて実感した様子。現在では「優男にキャスティングされても“絶対裏があるんでしょ”と疑われる」と自ら言うほどアクセラレータの演技が印象的な岡本だが、演技のためにさまざまな“クレイジーな悪役”を研究し、取れ入れていったという。ジャック・ニコルソンやヒース・レジャーなどの演技を「なぜ、こんなに怖いんだろう?」と分析し、笑い声にリップ音を入れてみるなどの工夫を重ね続け、現在のアクセラレータの演技に至っていると話した。
一方で『とある科学の一方通行』でシリーズ初出演となる久保の演技について、岡本と日高は「久保さんの真面目さが出ている」「エステルにはお茶目な一面もあって、久保さんと重なるイメージがある」とコメント。久保自身は「エステルにはピュアで真っすぐな一面もあるかな、と思っている」と自身の役に対する印象を語ったほか「死霊術師として難しい言葉を使うので、他の役よりも発音の練習をしている」と告白。メインキャストがそれぞれの努力を重ねることで、作品の完成度を上げていることが明らかとなった。
(C)2018 鎌池和馬/山路新/KADOKAWA/PROJECT-ACCELERATOR