運命の人と出会いたいと願うひとりの女性をめぐり、イケメンたちがバトルを繰り広げる恋愛リアリティーショー『かぐや姫と7人の王子たち』(以下『かぐや姫』)。容姿端麗なひとりの女性・エリーをめぐり男たちが競い合うイケメン・バトルロワイヤルで、元ジュノンボーイや、お笑い芸人、京大卒のエリートなど、各界から選りすぐりのイケメンたちが勢ぞろいするAbemaTVで話題のリアリティーショーだ。本番組でMCを務めるのは、フリーアナウンサーの田中みな実。プライベートでも恋愛リアリティーショーを観るのが大好きと語る田中に、本番組について話を聞いた。
恋愛リアリティーショー初MCに「人の恋愛をモニタリングするのはおもしろい」
――恋愛リアリティーショー番組でMCを務められるのは初めてとのことですが、実際にやられていかがですか?
田中: やっぱりおもしろいですね(笑)。人の恋愛をモニタリングしながら好き勝手に話しているので、面白いです。恋愛リアリティーショーは大好きで、「テラスハウス」「あいのり」も欠かさず観てます。最初は副音声付きで、次は普通に観て、だいたい2回度繰り返して観ています。
――結構ご覧になられてますね! この『かぐや姫』は、ひとりの女性に7人のイケメンたちがアプローチするという少し特殊な設定ですが、田中さんは観ていてエリーさんに自身を重ねてご覧になったりはされますか?
田中: うーん、この設定があまりにも特殊な環境すぎて(笑)、自分に置き換えることが全くできないんですよ。自分のことを好きな人があんなに大人数いた場合、まず大前提として「自分のどこを好きなのか?」と疑問に思うかもしれません。私の場合、あまりこういう感じで恋愛が始まったことがないので、会ったことがないのに「好き」って言われても、「なんで?」って思っちゃいます。
初対面で好感が持てるのは、目を見て話してくれる男性
――この番組はエリーさんに初対面の男性が様々なアプローチをしてきますが、田中さんは初対面の男性のどんなところを見ますか?
田中: そうですね、パッと見だと、まずは外見的なことになってしまいますよね。それでいうと、清潔感は大事だと思います。あとは好みの服装か、そして目を見てちゃんと話してくれる人かどうか。あまりに目を合わせてくれないと、何かやましいことがあるんじゃないか?って思っちゃいます。しゃべり方も極端に声が小さいとか大きいとかじゃなければ(笑)。あとは何事にも余裕がある人の方が安心します。
――今回、MCとして恋愛模様を観察されていますが、俯瞰して観ていると好きな人の前で余裕のある男性や焦っている男性など、なんとなく分かったりしませんか?
田中: 確かにちょっと分かります。でもあまりに短期間すぎて、みんなそのなかで必死にアピールしているので、余裕がなくなるのも当然ですよね。そのなかで、周りをみつつ、自分もきっちりアピールできるような人が、エリーちゃんのハートを射止めるのではないかと。でもエリーちゃんの気持ちも分からないことだらけで、こちらもかなり意表を突かれます。
俯瞰して観ていると、周りの空気を乱してまで自分の想いを伝えてしまうような男性に、「空気が読めないな」「なんでこんな身勝手な行動をしちゃうんだろう」と、やや冷やかな目線を送ってしまうところですが、いざ自分がエリーちゃんの立場になると、周りを気にせずに自分の思いを伝えようとする一途さに心動かされることもあるのかもしれませんよね。その立場になってみないとわかりません。
共感はできないけどとにかく面白い!『かぐや姫』の魅力
――なるほど。今第一章が終わりこれからもかなり話が動きそうですね。そのあたりも含めて『かぐや姫』の見どころを教えていただけますか?
田中: 毎回ひとりが脱落してひとり入ってくるという、そのスピード感がヒリヒリします。出演している人たちはそのスピード感に気持ちが追いつかず、すごく大変なんだろうと思いますが、観ている側としては展開が速いほうが面白いので、特異なシチュエーションを楽しんでいただければと思います。あまり共感できるところはないかもしれませんが(笑)、とにかく面白いので、是非一度ご覧になってみて下さい。
取材・テキスト:編集部
撮影:You Ishii