周防正行監督5年ぶりの最新作『カツベン!』が12月13日(金)に全国公開。第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」正式出品も決定し、公開前から注目が集まる同作の予告編映像が解禁となった。
「Shall we ダンス?」や「それでもボクはやってない」など数々の名作を世に送り出してきた周防正行監督が、今回選んだテーマは「活動弁士」、通称“活弁(カツベン)”。サイレントのモノクロ映画に楽士の奏でる音楽と共に、独自の“しゃべり”で観客を引き込む七色の声を持つ天才的な活動弁士の主人公には、本年度アカデミー賞新人俳優賞を受賞した成田凌が抜擢。「声」にまつわる壮絶なオーディションを勝ち抜き、映画初主演に挑戦する。ヒロインには若手最注目の黒島結菜。さらに永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊、池松壮亮、成河(ソンハ)、酒井美紀など周防組初参加の面々に加え、竹中直人、渡辺えり、小日向文世、山本耕史ら周防作品おなじみの実力派キャストたちが集結。今まで自ら脚本も手がけてきた監督が、長年周防組の助監督をつとめてきた片島章三氏が書いた脚本にほれ込み、自身初となる自らが書いていない脚本の映画化へ挑戦する。
なおこの予告編は、解禁日7月26日(金)から全国の劇場で放映される。
ストーリー
一流の活動弁士を夢見る青年・俊太郎は、小さな町の映画館「靑木館」に流れつく。隣町のライバル映画館に客も、人材も取られて閑古鳥の鳴く靑木館に残ったのは、「人使いの荒い館主夫婦」、「傲慢で自信過剰な弁士」、「酔っぱらってばかりの弁士」、「気難しい職人気質な映写技師」と曲者揃い。雑用ばかり任される俊太郎の前に突如現る大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察、そして幼なじみの初恋相手!俊太郎の夢、恋、青春の行方は・・・!俊太郎の活弁がうなるとき、世紀のエンターテイナーの物語がはじまる。
(c)2019 「カツベン!」製作委員会