25日放送のAbemaTV『NewsBAR橋下』に出演した橋下徹氏と千原せいじが、タレント・堀ちえみのブログに「死ね」「消えろ」などの言葉を書き込んだ脅迫の罪で北海道に住む50代主婦が書類送検された問題から、匿名での誹謗中傷について議論した。
まず、橋下氏が「ちょっと書き込んでしまったくらいであれば刑務所に入れられることはないと思うし、厳重注意くらいだと思う。でも、言論の自由を保障しないといけないから、匿名の意見を全部無くしてしまうことはできないし、特に権力者に対しては徹底的に批判できることが必要。僕も政治家だった頃は特にさんざんやられた。その代わり、反論するのも自由だということで、100倍くらいにして言い返してきた。それでもアホ、ボケ、カスとかだったらしょうがないと思うけど、"子どもを殺す"とかはきつかったよね。最初の頃は警察が動いて逮捕してくれたこともあったけど、"この程度だったら大丈夫ですかね"、とだんだん慣れてきてしまった部分もあった」と回想。
千原せいじは「自らを名乗っているなら"意見"にもなると思うけど、匿名はタチが悪いし、日本人の独特の発想もあると思う。例えばファミレスでは文句を言うけど、コースで8000円を超えるような店では文句を言わない、みたいなね。海外だったら逆で、安いところはしょうがないかなってなるのに」との見方を示し、「俺はこういう人間だし、国民に愛されてますから、（誹謗中傷は）一切ない」と話した。
ここでMCのサバンナ高橋茂雄が、そんな千原の過去のInstagramを紹介。それは自身の店に届いた手紙について、「お叱りを受けました」というコメントと共に投稿したもので、手紙は次のような文面だった。
『TVタックルの北方領土特集を観ました。
鈴木宗男さんが出演され、たいへん有意義な内容になることを期待していました。
ところが、あなたのような何もわかってないスカスカの三流芸人のせいですべて台無しになりました。
鈴木さんが真面目に領土問題について解説しているところに、わけのわからない面白くもないチャチャを入れましたね (ロシ
ア人に騙されたなど)。
知的な会話もできない高卒のゴミ芸人が無理して会話に入らなくてもいいですよ。
最近、やけにニュース系番組へ出演していますが、迷惑ですよ。的はずれな感想ばかり言われても視聴者は不快なだけ。
あなたのような無知蒙味なヤカラの意見に価値はないし。
あまりにも頭が悪すぎます。
チンピラみたいな芸風も不愉快だが、インテリぶった高卒の醜態もまた不愉快。
すこしは勉強してください。
ヴァカ丸出しですよ、 あなた。
たかが三流芸人(しかも落ち目でつまらない)なのですから
わきまえたほうがいい。
顔もチンピラそのものですよね。』
千原はこの投稿について「"三流"芸人だったら立派やで」と笑い、「ちゃんと言いたいことがある人やったら店に来はるやん。来たらええやん。おるし。俺は"こっちが正しいからこうせえよ"って言ったことは一度もなくて、ただ"こういう意見や見方の人もあるよ、っていうことを投げてるだけやから。それをみんながどう捉えるか、ということでコメンテーターをしているのであって、日本を変えようとか、そんなことは一回も思ったことないし。ただただ、モテたいだけや（笑）。それなのに、すぐ"せいじがこう言ってた！"って言いよる。まあ、ネットで何を言われてるかもよくわかってないからなあ」と説明。
アシスタントの紗倉まなも「私も毎日のように誹謗中傷のコメントが来る。仕事柄、"普段は脱いでるのに、文化人ぶってんじゃねーよ、黙って脱いでろよ"とか。でも、私はちょっと大喜利みたいにして楽しむのが好きなので、"黙って抜いてろよ"って返す」とコメント。
すると橋下氏は「返しに余裕がある。同じ土俵に上がらない。意見にはなってないし、法的には誹謗中傷ギリギリのところだから、僕やったらムキになって、"何を言うてんねん、俺の意見はこうだ！"って反論するけどね。一般人には絶対に反応し、意見だったらいいけど、やっぱりメディアを通じて学者やら専門家にボロクソに言われると腹が立ってね。せいじさんのような対応を取れずに、ぶちっとキレて、やりかえしてしまう。こういう風にはできないなあ」と感嘆、「でも、たとえば"ヘドロ"って言われたらどうですか？」と問いかけると、千原はテーブルに突っ伏し、「"はいヘドロ～"と言いながら写真に撮る」。
これを見た橋下氏は「僕は京都大学の藤井聡っていう教授にヘドロって言われて、そこからかれこれ４、５年、グチグチ言っているのに…」。そこで千原はすかさず「それがヘドロや！そうやって溜まったのがヘドロや！（笑）」。橋下氏も「確かに、ヘドロって言われたくらいで４年も５年もグチグチ言ってるのはヘドロやね。なるほどね（笑）」と感心しきりだった。（AbemaTV／『NewsBAR橋下』より）
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