対戦型カードゲーム「Shadowverse（シャドウバース）」のプロリーグ、「RAGE Shadowverse Pro League 19-20 1st」の第7節が7月28日に開催され、ここまで2勝3敗で4位のG×Gと5勝0敗で首位のAXIZが対戦。G×Gが2－1で勝利し、プロ初加入のシーズンを3勝3敗の4位で終えた。AXIZはこの日は敗れたものの順位は変わらず、首位のままシーズンファイナルへと駒を進めた。
第1試合はG×Gのフォレスト、第2試合はAXIZのGEMOが勝利し1-1で迎えた第3試合、G×Gが今期0勝3敗とシーズン最終戦でなんとか初勝利を挙げたいちゃみ、AXIZは今期4勝0敗と好調のCHINOが出場した。
第1バトルではちゃみがマナリアウィッチ、CHINOはネメシスを選択。ちゃみは序盤から上手く手札を形成し、第7ターンに「ソロモンの指輪」から「真実の狂信者」を連続でプレイし1-0とした。
続く第2バトルは両者ともにヴァンパイアを選択し、ミラーマッチとなった。中盤まではほぼ互角の展開となったが、ちゃみは第8ターンに「破滅のサキュバス」をプレイし強気の攻めを見せ、続く第9ターンに「真紅の抗戦者・モノ」「マシンエンジェル」をプレイし更に「ファースト・ワン」でフォロアー全てを進化させて一気に勝負を決めた。
自身の今期初勝利でチームに白星をもたらしたちゃみは「今シーズン、チームの中で唯一僕だけが勝ってませんでした。最後にチームの勝ちを決める勝利を挙げられて涙が出そうでした」と、喜びを口にした。
シーズンファイナルは8月11日に開催される。レギュラーシーズンを首位で通過したAXIZは、セミファイナルの勝者と1stシーズンの優勝をかけ激突する。
◆RAGE Shadowverse PRO LEAGUE 5月から2月の期間で開催され、レギュラーシーズン2回、各レギュラーシーズンの上位チームで行われるシーズンファイナルに分かれる。リーグチャンピオンシップが各シーズンの優勝チームによって行われ、年間チャンピオンを決定する。RAGE Shadowverse Pro Leagueセカンドシーズンでは、1位に400万円、2位に200万円、3位に100万円と、総額700万円のインセンティブが授与される。
【試合結果】
○G×G 2-1 AXIZ●
第1試合 2Pick
○フォレスト（ネメシス） - ROB（ネメシス）●
中盤に強い「人形の支配者・リーアム」やフィニッシャーと成り得る「エアリアルクラフト」「マリオネットドラゴン」をPickするも、フォレストは明確な勝ち筋となるカードをPickすることは出来なかった。対してROBは、「粛清の英雄・メイシア」をフィニッシャーとしてファーストチョイスで選ぶことが出来た。また、「機械の加速兵」「マグナジャイアント」などの中盤に強いカードをPickすることもでき、全体的にもバランスが良く、完成度の高いデッキを完成させた。
ROBは、先攻で序盤に強い盤面を作ったが、フォレストの豊富なリソースや「天翔のイカロス」などによる盤面制圧によって苦しい試合展開となる。だが、8ターン目に「機械の加速兵」をドローする事で盤面を取り返す。その後、ROBは「外界の理」によってデッキを強力なアーティファクトデッキにするも思うようなドローが出来ない中、フォレストが「秩序の光・シン」の効果を十分に活かして、盤面を取り返し、そのまま押し切って勝利した。
第2試合 ローテーション
●リグゼ 1-2 GEMO○
●ネメシス - ウィッチ○
○ネメシス - ビショップ●
●ビショップ - ビショップ○
リグゼがネメシス、GEMOがウィッチの第1バトルは、リグゼが初手から「破壊の絶傑・リーシェナ」を手札に確保。対して、GEMOもキーカードとなる「マシンブックソーサラー」を序盤にドロー、お互いに順調な滑り出しとなった。中盤以降は、GEMOが「機械生命体」で盤面を作りつつ、「ソニック・フォー」でリグゼのリーダー体力を削り、8ターン目にリグゼが「黒き破壊のアーティファクト」をプレイするも、そのまま「ソニック・フォー」と「真理の術式」によって勝利した。
第2バトルは、リグゼが第1バトルに続きネメシス、GEMOがビショップというマッチアップ。序盤、GEMOは順調に試合を進めていたが、4ターン目に「欠落の聖女・リモニウム」を進化させた後、機械カードをドローすることで「ヘヴンリーイージス」のプレイには成功したが、後半になると、リグゼが「歯車の廻し手・リヒト」でリーダー体力を回復して、「ヘヴンリーイージス」の攻撃を堪えると、「黒き破壊のアーティファクト」と盤面のフォロワーによってGEMOのリーダー体力を削り切り、勝利した。
第3バトルは、ビショップミラーのマッチアップ。序盤、お互いに「清純なる祈り・エイラ」をドローする事が出来なかった。中盤以降、GEMOが先に「清純なる祈り・エイラ」をドローし、「清純なる祈り・エイラ」をドロー出来ず苦しむリグゼに、強力な盤面を押し付け続けた。その後、激しい盤面の取り合いになるも、リグゼのリソースが尽きかけた所で強力な盤面を作り、勝利した。
第3試合 ローテーション
○ちゃみ 2-0 CHION●
○ウィッチ - ネメシス●
○ヴァンパイア - ヴァンパイア●
ちゃみがウィッチ、CHINOがネメシスの第1バトルは、CHINOが不利なマッチとなった為、後攻4ターン目に「破壊の絶傑・リーシェナ」を手札に抱えるも優先してプレイせず、「粛清の英雄・メイシア」での勝ち筋を見定めた。しかし、ちゃみが「真実の絶傑・ライオ」から「双刃の魔剣士」と「真実の狂信者」2体を、盤面に展開、これをCHINOは除去する事が出来ず、ちゃみがそのまま勝利した。
ヴァンパイアミラーマッチとなった第2バトルは、ちゃみが豊富なリソースにより盤面を強く作る。「機械神」をドロー出来ずにいたCHINOは、思うように盤面を取り返せずにいた。終盤、ちゃみはコストの下がった「破滅のサキュバス」をはじめ、「マシンエンジェル」のアクセラレートと「真紅の抗戦者・モノ」の「ファースト・ワン」を駆使して、CHINOのリーダーに付与された「堕落の漆黒・アザゼル」の効果を突破し勝利した。
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