対戦型カードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」のプロリーグ、「RAGE Shadowverse Pro League 19-20 1st」の第7節が7月28日に開催され、4勝1敗で2位のよしもとLibalent(以下、Libalent)1勝4敗で最下位の横浜F・マリノスが対戦。2-1で横浜F・マリノスが勝利し、順位を6位に上げシーズン最下位を免れた。
Libalentはこの日の試合に敗れたものの、レギュラーシーズンを2位でフィニッシュ。8月4日に開催されるシーズンセミファイナルへと駒を進めた。
3カ月に渡るシャドウバースプロリーグ、19-20ファーストシーズンもこの試合が最終戦となった。
第1試合は横浜F・マリノスのしーまんが勝利し、1-0として迎えた第2試合、横浜F・マリノスの水煮が今シーズン無敗の世界王者fegを迎え撃った。
第1バトルはウィッチを選択したfegが勝利し0-1となるが、ここから水煮が猛反撃を開始する。
第2バトルでヴァンパイアを選択した水煮はfegのビショップを抑え込んで1-1のタイに持ち込むと、ビショップミラーとなった第3バトルでは「マシンエンジェル」を軸としたデッキを展開した。
序盤から中盤にかけて、水煮はfegのフォロアーを丹念に潰しながら攻撃のチャンスを伺うと、終盤に「マシンファルコン」をプレイし進化権を切って攻勢に出る。
強固な盤面を構築した水煮は思うように手札を引けないfegの反撃を抑え込み、最後は「エンジェルシュート」をプレイし見事な逆転勝利をおさめた。
無敗のfegを破り金星を挙げた水煮は、「勢いのあるLibalentの主力メンバーに勝てて良かったと思います」と、笑顔で勝利を喜んでいた。
シーズンセミファイナルは8月4日の午後3時から開催される。レギュラーシーズン2位のよしもとLibalentと3位のau デトネーションが対戦し、勝利したチームが11日のシーズンファイナルで首位AXIZと優勝をかけて激突する。
◆RAGE Shadowverse PRO LEAGUE 5月から2月の期間で開催され、レギュラーシーズン2回、各レギュラーシーズンの上位チームで行われるシーズンファイナルに分かれる。リーグチャンピオンシップが各シーズンの優勝チームによって行われ、年間チャンピオンを決定する。RAGE Shadowverse Pro Leagueセカンドシーズンでは、1位に400万円、2位に200万円、3位に100万円と、総額700万円のインセンティブが授与される。
【試合結果】
○横浜F・マリノス 2-1 よしもとLibalent●
第1試合 2Pick
○しーまん(ネメシス) - keisuke3(ネメシス)●
keisuke3はネメシスを選択し、「破壊の絶傑・リーシェナ」をフィニッシャーとしてPickする事が出来たが、フィニッシャー枠が一枚のみ、かつ、ドローソースも乏しくなった。同じく、しーまんもネメシスを選択し、「破壊の絶傑・リーシェナ」への対策となる「エンジェルシュート」やフィニッシャーになる「粛清の英雄・メイシア」をPickする事が出来た。また、「機械の加速兵」をPickしたことでアーティファクトカードの活躍も見込めるデッキが完成した。
序盤から順調にプレイをしていたしーまんに対して、keisuke3は序盤ドローに恵まれず、苦しい展開であったが、6ターン目に「破壊の絶傑・リーシェナ」をドローし、進化をする事で、「白き破壊のアーティファクト」「黒き破壊のアーティファクト」をプレイするに至ったが、しーまんが「エンジェルシュート」で、これを消滅させ、盤面を続けて制圧する事で、勝利した。
第2試合 ローテーション
水煮○ 2-1 feg●
●ビショップ - ウィッチ○
○ヴァンパイア - ビショップ●
○ビショップ - ビショップ●
fegがウィッチ、水煮がビショップの第1バトルは、水煮は初手から「清純なる祈り・エイラ」を手札に抱えていたが、2ターン目、3ターン目でプレイできるカードをドローできなかった。その後、5ターン目、6ターン目に「清純なる祈り・エイラ」を進化プレイするも、手札が高コストによってしまうなど噛み合わず、fegがスペルブーストを進めた「真実の狂信者」など、疾走打点で水煮のリーダー体力を削り切り勝利した。
fegがビショップ、水煮がヴァンパイアの第2バトルは、先攻の水煮は、手札が揃わず、盤面を取られてしまう。fegは4ターン目に「清純なる祈り・エイラ」を進化プレイし、6ターン目で「七宝石の姫・レ・フィーエ」と理想的なムーブ展開するが、手札が枯渇したところで、水煮は進化権の活用や「破滅のサキュバス」などで強く盤面を作り、逆転勝利を収めた。
ビショップのミラーマッチとなった第3バトルは、後攻4ターン目に「清純なる祈り・エイラ」を進化プレイした水煮に対して、fegは「清純なる祈り・エイラ」をドローする事ができず、「リモニウムの救済」での勝ち筋を見定めた。その結果、fegは8ターン目に「ヘヴンリーイージス」をプレイする事ができたが、「エイラの祈祷」が無い盤面で、厳しい盤面の取り合いになった。最終的には水煮が「エンジェルシュート」でfegの「七宝石の姫・レ・フィーエ」を消滅させ、守護を剥がす事で、盤面に残ったフォロワーで相手のリーダー体力を削りきった。
第3試合 ローテーション
●あぐのむ 0-2 Surre○
●ウィッチ - ネメシス○
●ネメシス - ヴァンパイア○
Surreがネメシス、あぐのむがウィッチの第1バトルは、お互いに序盤は順調な試合運びとなった。「破壊の絶傑・リーシェナ 」をドローする事ができないSurreに対して、4ターン目に「蒼の反逆者・テトラ」、5ターン目に「マシンブックソーサラー」とあぐのむは理想的なムーブかつその後も盤面を制圧し続けたが、Surreが「歯車の廻し手・リヒト」と「美食天使・エカテリーヌ」によりリーダー体力を回復し、10ターン目まで堪えることで、もう1つの勝ち筋であった「粛清の英雄・メイシア」で勝利した。
Surreがヴァンパイア、あぐのむがネメシスの第2バトルは、序盤は盤面の取り合いが続き、中盤以降、あぐのむが「機械の加速兵」やアーティファクトカードなどを有効に使い、盤面展開を押し付けていくが、Surreは「鉄刃の悪鬼」「堕落の漆黒・アザゼル」「破滅のサキュバス」「機械神」を駆使して、盤面を返し続けた。その後、「レイジコマンダー・ラウラ」により疾走を持った手札のフォロワーで、あぐのむ選手のリーダー体力を削りきった。
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