映画『いなくなれ、群青』(9月6日より全国公開)より本予告映像と本ポスターが解禁となった。
謎だらけの階段島を舞台にした唯一無二の世界観と、心に深くくさびを打つような美しい文章で、広く熱く愛されている河野裕の小説「いなくなれ、群青」。そんな原作の空気感を大切に再現したのは、新鋭・柳明菜監督。「不幸じゃなければ、幸福だと言い張ることだってできる」と考える悲観的な主人公の七草には、今最も観たいと熱望される存在となった主演・横浜流星。彼の幼馴染で「真っ直ぐで、正しく、凛々しい」真辺由宇を体現するのは飯豊まりえ。そのほか、黒羽麻璃央、矢作穂香、松岡広大、松本妃代、中村里帆ら、数々の舞台、映画などで注目を集める若手俳優たちが集結。映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」、TVアニメ「化物語」など数々の作品で知られる神前暁が音楽を手掛け、ピュアな歌声が魅力的なSalyuが主題歌を担当。また、新しい才能たちの挑戦に刺激を受けた小林武史が主題歌プロデュースを行った。いくつもの名曲を生み出してきたタッグによる主題歌の「僕らの出会った場所」は、思いがけない結末への驚きを感動の高まりへと誘う。
この度、解禁となった本予告映像は美しいバイオリンの音色と、横浜演じる七草の詩的な独白から始まる映像。「ここは捨てられた人たちの島です」、「この島は魔女に管理されています」と、彼らが暮らす階段島の秘密が徐々に明らかになる中、島での平穏な生活を望む七草に対し、島の秘密を解き明かそうとする真辺由宇の姿が映し出される。階段島を出るために必要な、それぞれが“失くしたものを見つけること”を諦め、日々を過ごす人々に疑問をぶつける真辺に、「僕たちは本来一緒にいちゃいけないんだ」と言い放つ七草の本心とは。そして、本映像で主題歌のSalyu「僕らの出会った場所」が初解禁。小林武史プロデュースの本楽曲は、Salyuの強く心に響く歌声で、階段島での七草たちの青春の物語を壮大に美しく彩る。
主題歌「僕らの出会った場所」に対するコメント
主演 横浜流星
作品の世界観、空気感を大切にし、映画の内容に寄り添ってくれている素敵な曲です。 物語に最高の余韻を与えてくれます。是非、余韻にどっぷりと浸って欲しいです。
監督 柳明菜
この曲は、七草・真辺二人の関係、そして映画を、私を、とても深い場所へと導いてくださいました。 出会いと別れ、それを、偶然でも奇跡でも運命でもなく、生命体に刻み込まれた営みのように・・・ 自分の体の奥ではずっと何かが振動し、一点を目指し続けている。 それはとてもリアルな感覚。何を捨てたとしても。 日々、色々なことがあるけれど、全て、あなたに出会う場所へ向かう旅路なのかもしれません。
主題歌プロデュサー 小林武史
やり切れないなと思う日常の隙間に非日常への扉が隠されている。そこに向かうことは必ずしも逃避ではなく、この世界の有り様を組み立て直すことにつながっていくのではないか。そんなことをこの映画のラフ編を見た後で妄想しながら、監督の映画への想いに共感していきました。透明だけど濁っている、そんな曲をイメージしていました。Salyuの肉体の内部から宇宙感まで感じさせる歌唱は、やはり彼女しかできないダイナミズムのある表現だと思います。
さらに、公式Twitter(@InakunareG)・Instagram(@inakunare_gunjo)での第二弾キャンペーンの実施も決定。当選者の方には豪華プレゼントとして、8月12日(月・祝)に行われる、キャスト登壇予定の完成披露試写会にご招待。ご応募の詳細については公式Twitter・Instagramまで。
(C)河野裕/新潮社 (C) 2019映画「いなくなれ、群青」製作委員会