よしもとLibalentがファイナル進出決定/RAGE Shadowverse Pro League 19-20 1st
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 対戦型カードゲーム「Shadowverse(シャドウバース)」のプロリーグ、「RAGE Shadowverse Pro League 19-20 1st」のシーズンセミファイナルが8月4日に開催され、レギュラーシーズン2位のよしもとLibalent(以下、Libalent)と3位のau デトネーション(以下、デトネーション)が対戦。4-3(1勝のアドバンテージ含む)でLibalentが勝利しシーズンファイナルへの進出を決めた。

 シーズンセミファイナルはレギュラーシーズン2位チームにアドバンテージとして1勝が与えられ、アドバンテージ含めて先に4勝したチームがシーズンファイナルに進出する。

 Libalentは第1試合に勝利して幸先良く2-0としたが、その後3連敗を喫し2-3と逆にデトネーションに王手をかけられてしまう。

 第5試合をかろうじて取り返し、3-3のタイに戻して迎えた最終第6試合では、Libalentはソルト、デトネーションはSpiciesが対戦し、シーズンファイナル進出をかけた激闘を繰り広げた。

 この日2試合目の出場となったソルトだったが、1試合目は敗北しており、決して負けられない戦いとなった。ウィッチを選択した第1バトルでは粘り強い戦いぶりを発揮し、長期戦を制して勝利まであと1勝のところまでこぎつけた。

 続く第2バトルではソルトがネメシス、Spiciesが再びネクロマンサーを選択。中盤以降、「白き破壊のアーティファクト」と「黒き破壊のアーティファクト」を並べたソルトはSpiciesのフォロワーを一層して優位に立つと、最後は「粛清の英雄・メイシア」に進化権を切り、「粛清の一刀」を呼び出して勝負を決めた。

 勝利したはずのソルトだったが、インタビューの際には「申し訳ありませんでした」と深々と一礼。「僕のプレイはふがいなかったんですけど、アドバンテージを生かしてシーズンファイナルへ進めたんで本当に嬉しいです」と目に涙を浮かべていた。

 苦戦しながらもシーズンファイナルへの進出を決めたLibalentのリーダーSurreは、「追いこまれたときはどうしようかと思いました。誰かが負けても誰かが取り返すのはチーム戦の醍醐味だと思います。とりあえず祝杯を挙げたいですね」と、ほっとした様子だった。

 シーズンファイナルは8月11日に開催される。勝利したよしもとLibalentは、レギュラーシーズンを首位で通過したAXIZと1stシーズンの優勝をかけ激突する。

◆RAGE Shadowverse PRO LEAGUE 5月から2月の期間で開催され、レギュラーシーズン2回、各レギュラーシーズンの上位チームで行われるシーズンファイナルに分かれる。リーグチャンピオンシップが各シーズンの優勝チームによって行われ、年間チャンピオンを決定する。RAGE Shadowverse Pro Leagueセカンドシーズンでは、1位に400万円、2位に200万円、3位に100万円と、総額700万円のインセンティブが授与される。

【試合結果】

○よしもとLibalent 4-3 au デトネーション●

※よしもとLibalentに1勝のアドバンテージ

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第1試合 2Pick

○keisuke3(ビショップ) -  cross7224(ヴァンパイア)●

 keisuke3は明確なフィニッシャーと成り得る「氷獄の王・サタン」をPickし、中盤に強い「聖弓の使い手・クルト」「フラワーフェザーフォルク」「審判の聖女・ライナ」のPickに加え、序盤から動ける低コストカードや除去カードもPickすることができ、完成度の高いデッキに仕上がった。対してcross7224は、難しいリーダー選択の末、ヴァンパイアを選択。「破滅のサキュバス」「カラミティブリンガー」のPickを軸に全体のバランスを整えたが、後半勝負の細い勝ち筋を目指す難しいデッキとなった。

 先攻のcross7224は序盤から盤面にフォロワーを並べていく。対するkeisuke3は初手の引き直しで「聖弓の使い手・クルト」を手札に加えたことで、進化ターンでの除去が可能なことから、中盤以降を意識して試合を進める。keisuke3は7ターン目に6ターン目で進化し盤面に残った「均衡の光・マーロン」と突進の効果を持つ「鉄鋼の翼人」で一気に盤面を制圧すると、復讐状態に入らせないギリギリのダメージを与えcross7224を追い詰めていく。手札に「破滅のサキュバス」がないcross7224は盤面を返しきれず、keisuke 3が押し切る形で勝利した。

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第2試合 ローテーション

●Surre 1-2  Spicies○

○ヴァンパイア - ネクロマンサー●

●ビショップ - ネクロマンサー○

●ビショップ - ウィッチ○

 Surreがヴァンパイア、Spiciesがネクロマンサーの第1バトルは、Surreが「獄炎のデーモン」「魅惑の一撃」の効果で「真紅の抗戦者・モノ」の攻撃力を12点まで引き上げると、8ターン目に「ファースト・ワン」の効果で攻撃力が16点になった「真紅の抗戦者・モノ」の一撃でSurreが勝利した。第1バトルを落とし追い込まれたSpiciesだがここから強さを見せつける。

 Surreがビショップ、Spiciesが第1バトルに続きネクロマンサーを選択し、初手の引き直しで「屍竜・ファフニール」をキープで始まった第2バトルは、Spiciesが5ターン目に「永遠の花嫁・セレス」のファンファーレで手札に加わった「永遠の誓い」をプレイし、7ターン目に「屍竜・ファフニール」を着地させ、Surreの盤面を一掃。Surreは8ターン目に「清純なる祈り・エイラ」「聖弓の使い手・クルト」のコンビネーションで盤面を強力に展開するが、Spiciesが9ターン目に「死と闇のレイヴン」で手札に加えた「凶暴化」とネクロマンス8で進化した「冥守の頂点・アイシャ」を組み合せ、一気にSurreの体力を削りきり、勝利した。

 第3バトルは、Surreがビショップ、Spiciesがウィッチというマッチアップ。序盤からSpiciesがフォロワーを並べてSurreの体力を細かく削っていく試合展開。Surreのプレイから手札に「聖弓の使い手・クルト」がないとの判断からSpiciesが横並びさせた盤面を押し付け、勝利を手にした。

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第3試合 ローテーション

●ソルト 0-2 ミル○

●ネメシス - ビショップ○

●ネメシス - ネメシス○

 第1バトルは、初手の引き直しでソルトは「破壊の絶傑・リーシェナ 」、ミルは「清純なる祈り・エイラ」を手札に加えた理想的なスタートとなる。ソルトは5ターン目に「破壊の絶傑・リーシェナ 」をプレイし優勢に試合を進めていたが、ミルが8ターン目に2枚目の「清純なる祈り・エイラ」に進化権を使い、2枚の「エイラの祈祷」の効果で、場のフォロワーを強化していき、一気にソルトの20点の体力を削りきり勝利した。

 ネメシスミラーマッチとなった第2バトルは、序盤から盤面を取り合う展開。後攻のソルトは先攻のミルより早く「粛清の英雄・メイシア」をプレイする為にドローを回して「破壊の使徒 」を探しにいくが、思うように引き込めない。一方、ミルは9ターン目に「粛清の英雄・メイシア」をドローし、10ターン目に「粛清の一刀」で強化された「粛清の英雄・メイシア」で勝利を掴み取り、よしもとLibalentとのチームスコアを2-2の五分に戻した。

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第4試合 2Pick

●keisuke3(ビショップ) - cross7224(ビショップ)○ 

 keisuke3は中盤に強い「聖弓の使い手・クルト」「いにしえの聖域」「邪教の神父」のPickで盤面押しによる勝利を狙うデッキとなった。一方、cross7224は「聖弓の使い手・クルト」を3枚Pickし、中盤以降も強力なカードを加えた安定感の高いデッキに仕上がった。初戦に続き先攻のcross7224は、6ターン目に「白きレインディア」の効果を使い、keisuke3の盤面を処理に成功すると、試合を優位に進めていく、keisuke3は「聖騎士・ヘクター」、エンハンスでの「アポロン」などで粘りを見せるが、cross7224が11ターン目にデッキに3枚ある「聖弓の使い手・クルト」を引き当て勝利した。この勝利でau デトネーションがチームスコアを2-3とひっくり返し、ファイナル進出へ王手をかけた。

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第5試合 ローテーション

○Surre 2-1 ミル●

●ビショップ - ネメシス○

○ヴァンパイア - ビショップ●

○ビショップ - ビショップ●

 Surreがビショップ、ミルがネメシスの第1バトルは、ミルが5ターン目に「破壊の絶傑・リーシェナ」をプレイ、進化をする事で、「白き破壊のアーティファクト」「黒き破壊のアーティファクト」と繋いでいき、盤面を続けて制圧する事で勝利した。

 Surreがヴァンパイア、ミルがビショップの第2バトルは、勢いそのままにミルがSurre の体力を削って有利に進めるが、8ターン目に回復カードがなく、「聖弓の使い手・クルト」でSurreの盤面を処理しきれなかったことにより、Surreが2枚の「真紅の抗戦者・モノ」と「ファースト・ワン」で一気にミルの体力を削りきり次へと繋ぐ勝利を手にした。

 第3バトルは、ビショップのミラーマッチとなり、お互いに初手の引き直しで「清純なる祈り・エイラ」を手札に持った状態でスタート。お互いに盤面を取り合う展開の中、Surreが10ターン目にプレイした「安息の領域」が試合を決定付け、場のフォロワーと自身の体力を守りながら「ヘヴンリーイージス 」を着地させ勝利した。

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第6試合 ローテーション

○ソルト 2-0 Spicies●

○ウィッチ - ネクロマンサー●

○ネメシス - ネクロマンサー●

 よしもとLibalentのソルトがウィッチ、au デトネーションのSpiciesがネクロマンサーという対戦となった第1バトルは、お互いに盤面を取り合う展開の中、Spiciesがフィニッシャーの1つである「幽想の少女・フェリ」を引けないままロングゲームに突入していく。ソルトが少しずつSpiciesの体力を削っていき、リソースが尽きたSpiciesに勝ち切った。

 ソルトがネメシス、Spiciesが第1バトルに続きネクロマンサーの第2バトル、ソルトは初手の引き直しで「破壊の絶傑・リーシェナ 」をキープして好調なスタートを切る。ソルトが「白き破壊のアーティファクト」を着地させた後の7ターン目に「屍竜・ファフニール」で盤面を返されるが、返しのターンで「レゾナンスハート・ツヴァイ」を進化させ「ヴィクトリア」「操り人形」を駆使して盤面を処理すると、8ターン目に「黒き破壊のアーティファクト 」を着地させ盤面を有利に展開し、10ターン目に「粛清の英雄・メイシア」と「粛清の一刀」でSpiciesの体力を削りきり、よしもとLibalentをシーズンファイナルへと導く勝利を掴みとった。

(C)AbemaTV

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