アニメ「胡蝶綺 ~若き信長~」の第6話が8月12日より順次放送され、信長と弟・信勝の関係に不穏な気配が漂うストーリーに反響を呼んでいる。
同アニメは、織田信長像を大胆に解釈し、あまり語られてこなかった元服前後の10代前半から弟・信勝との家督争いなどを描いた歴史アニメ。信長の同母弟である信勝は礼儀正しく品行方正な人物として描写されており、“大うつけ”と評される信長とは対照的に母・土田御前の寵愛を一身に受けている。
第6話「清洲」では、兄弟間の確執の予兆が描かれた。父・信秀の跡を継いで末森城主となった信勝。尾張を狙う今川義元を撃退するため、信長から援軍を求められたものの、母である土田御前に足止めされてしまう。自由奔放な兄・信長を慕い、その力になりたいと願いながらも、母や家臣との関係の中で葛藤する信勝の姿に、Twitter上では「何あの意味深な終わり方……。あのあとがめちゃくちゃ気になるんだけど……」などの感想が寄せられた。
史実では兄・信長と激しく対立し、稲生の戦いでの敗北を経て、謀殺される信勝。それだけに、放送後のTwitterでは「史実が史実だけに気になる」と今後の展開を気にする視聴者も。ふたりが史実通りに対立を深めていくのか、あるいはフィクションならではの解釈で違った結末を迎えるのか。物語の行く末に注目が集まっている。
(C)揚羽母衣衆/胡蝶綺製作委員会