22日深夜『DDTの木曜The NIGHT』(AbemaTV)の生放送で、放送事故レベルの衝撃映像が流され、スタジオに緊張が走る一幕があった。
「月刊! プロレス解体新書」のコーナーは、竹下幸之介が注目した選手の試合映像を見ながら独自の視点で解説をする定番のコーナー。今回竹下は「HP999 折れない筋肉 ドーピングの魔力」と、中澤マイケルを紹介した。
「DDTでドーピングをしていた選手といえば、中澤マイケル」と、言い放った竹下。「HP999」と紹介した理由について「『これ死んでるよ』っていう、レスラーでも見ててゾクッとするような瞬間を(見せる)」うえに、「受け身の技術がない」と言い切ってみせた。
流された映像は2014年3月12日の、中澤・松永智充ペア対、飯伏幸太・ケニーオメガによるゴールデンラヴァーズとの対戦。松永と中澤は“ヌルヌル・ブラザーズ”として、ローションを使った攻撃でゴールデンラヴァーズをスリップさせるなど苦しめていたが、なぜか中澤もケニーの上半身でスリップして転倒するというアクシデントが発生し、スタジオからは笑いが起きた。
その後もたびたび息をのむ危険な場面があり、視聴していたレスラーたちは「危ない!」を連呼。極めつけは、コーナートップへ担ぎ上げられた中澤が、飯伏のゴールデン☆アポカリプスというパイルドライバー系の技を受けた瞬間で、叩きつけられた中澤の首はほぼ直角に曲がり、スタジオからは悲鳴が上がった。
「ヤバい!」「えぇ~?」「すっごい……」とレスラーたちはドン引きで、竹下は「事故映像ですよ」と解説。再度スローモーションでその瞬間を確認すると、首はありえない方向に曲がっており、竹下は「顔取れてるでしょ?」と、頭が取れてもおかしくない衝撃だと語ると、視聴者からは「これはダメなやつ」と驚きの声が寄せられていた。
ちなみに中澤はその後何事もなかったように試合を続行。現在はケニーの推薦によりアメリカのプロレス団体AEWで活躍をするなど、元気な姿を見せている。
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