恩田陸の「蜜蜂と遠雷」を実写化。主演に松岡茉優、共演に松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、監督・脚本・編集に『愚行録』の石川慶監督。日本映画界が注目するキャスト、スタッフ陣が集結したことでも注目を集めている映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の劇中オリジナル楽曲「春と修羅」が8月28日(水)より先行配信される。

9月4日(水)より発売となる本作のインスパイアード・アルバムに収録された「春と修羅」が発売を記念して先行配信されることに。「春と修羅」は劇中でコンテスタントたちの課題曲として登場する劇中オリジナル楽曲。原作でも印象的に描かれ、ソロのピアノ作品に“カデンツァ(即興演奏)”部分があり、今回先行配信される楽曲は亜夜・明石・マサル・塵それぞれ全く異なる“カデンツァ”が収録され、クラシックファンはもちろんのこと、原作ファンも必聴のものとなっている。作曲を担当した藤倉大は「春と修羅」について「僕はまず、小説の中で『春と修羅』に関する描写のある部分を全部取り出してみようと思いました。僕はこの映画で一番のキーは恩田さんの小説だ、と思ったし、僕の書く『春と修羅』は映画音楽ではなく、この作品では映画の重要キャラクターの一人だと思う。」と「春と修羅」の重要性を語っており、並々ならぬ想いで作曲したことを語っている。
そして、原作者の恩田陸は「春と修羅」を実際に耳にしたときの様子を「作曲を手掛けた藤倉さんはすごくリサーチをして『小説の中からヒントをもらった』とおっしゃっていました。私の描いた通りに創ってくださっている」と手放しで絶賛している。
解禁されたのは、松岡演じる亜夜、松坂演じる明石、森崎演じるマサル、鈴鹿演じる塵が「春と修羅」を演奏するシーンを収めた特別映像。憂いを帯びた表情でピアノを鳴らし過去の自分を回想する亜夜、笑顔で演奏を楽しむ塵、精悍な顔つきでピアノと向き合う明石、自信に満ち溢れた表情で音を奏でるマサルなど、壇上で見せる凛とした姿を映し出している。4人の天才が織りなすドラマの行方に注目だ。
ストーリー
芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まったピアニストたち。復活をかける元神童・亜夜。不屈の努力家・明石。信念の貴公子・マサル。そして、今は亡き“ピアノの神”が遺した異端児・風間塵。一人の異質な天才の登場により、三人の天才たちの運命が回り始める。それぞれの想いをかけ、天才たちの戦いの幕が切って落とされる。はたして、音楽の神様に愛されるのは、誰か?









(c)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
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