AbemaTVの『Wの悲喜劇』(Newsチャンネル・隔週土曜放送)に映画『新聞記者』の原案を担当した東京新聞記者の望月衣塑子氏が出演する。
同番組は、さまざまな体験をしたオンナたちを都内某所の「とある部屋」に呼び、MC・SHELLYと共にオンナたちのリアルな行動とその本音を徹底的に調査。日本一過激なオンナのニュース番組だ。
8月31日土曜よる9時より放送の今回のテーマは「女性記者のリアル」。働く女性が増えたとはいえ、いまだにニュースの現場は男社会。報道の世界で女性が働く中で、直面する困難とは? 記者として報道現場を駆け回った女性たちの本音に迫る。
日々報道の現場を駆け回り、東京新聞の社会部記者として働いている望月衣塑子氏は、2017年にノンフィクション小説『新聞記者』を出版。今年6月に公開された同名映画(主演はシム・ウンギョンと松坂桃李)の原案となった。
番組の中で「政治家の汚職絡みの取材をしたいと思っていた」と話す望月氏。日本歯科医師連盟による迂回献金疑惑事件、武器輸出の問題、森友加計問題、セクハラ事件などを取材した。2年前、菅官房長官の会見の中で、23回の質問を重ね、通常10分程度の会見が40分に延長。世間の注目を集めた。
また、元毎日新聞記者・ハフポスト日本版ニュースエディターの中村かさねさんは、毎日新聞時代、岐阜や名古屋で新聞記者を経験。警察分野を担当していたため、泊まり勤務もあり、夜討ち朝駆け(記者が取材先の自宅などに早朝や深夜に訪問すること)もあった。名古屋にいるときに子供を出産したが、保育園に預けられず、育休を1回延長。夫の転勤も重なり家庭はてんやわんや。子供を産む前は「甘え」と思っていたことが、現実になると「記者に戻りたいなら記者クラブはダメ」と言われ、さまざまな制約がついたという。
その他、番組では中央区立泰明小学校のアルマーニ制服事件の記事で話題を集めた錦光山雅子記者(元朝日新聞、元ハフポスト日本版ニュースエディター)や、町亞聖記者(元日本テレビ報道局社会部)、西村カリン記者(AFP通信)が登場。女性記者のリアルを語り合う。