「結婚」か「別れ」か。結婚するタイミングを見失った長年付き合っているカップルが、イタリア7日間の旅を通して最終日にどちらかを決断する、“結婚”リアリティーショー『さよならプロポーズ』がAbemaTVにてスタートした。
本番組にゲストとして出演するのが、元『あいのり』メンバーでブロガーの桃だ。恋愛リアリティー番組はよく観ると語る桃だが、今回のあまりにリアルな内容に「もうドキュメンタリーですよね！」と驚きをあらわに。番組について、そして今改めて思う「結婚」について話を聞いた。
結婚した時を思い出しながら番組を鑑賞「共感してしまって…」
番組に登場するのは、仕事が第一の彼氏を持つ交際2年のカップルと、関東と関西で遠距離恋愛をしている交際3年のカップル。前者は、彼女は結婚をしたいが「今は仕事に集中する時期」と彼が結婚に踏み出せないでいること、後者はすでに婚約済みにも関わらず彼女が東京での仕事に充実感を感じ関西へ引っ越すことをためらっている、どちらもタイミングを見失っているカップルだ。番組ではそれぞれのカップルが今置かれている現状についてつらい胸の内を明かすシーンも多い。
――ご覧になっていかがでしたか？
桃： もうドキュメンタリーですね（笑）。長く付き合っているカップルならみんなが通る道なので、とても共感してしまって、観ながら“こういう問題あったな“と思い出しました（笑）。改めて結婚の難しさを感じてしまって、本人たちの気持ちだけ進められる問題でもないので、本当に…いろいろと考えさせられました。
――桃さんが結婚したときはすぐ決断できた方でしたか？
桃： 私は結婚したときは、「好き」が強すぎてそのまま結婚したので本当に一瞬でした。迷いがまるでなかったです。この番組に登場する2組のカップルは、もう考えすぎて難しいところにハマってしまっているような気がして、だからこそこの番組に出演できて、ある意味良かったのではないかと思いました。今回の旅行でとことん2人で話し合うので、あらためてお互いの存在の大きさを再確認させられると思うんです。最終的にどちらを選択するかわかりませんが、話し合いを重ねているので、なんとなく決めてしまうよりも、お互い納得した上での決断になるんじゃないかと思いました。
――特に1組目のカップルは、男性の方が今は仕事が忙しいから結婚を考えられないと言っていましたが、桃さんは理解できますか？
桃： それに関しては、仕事を言い訳にしているところもあるのかな、と（笑）。まだ生活を縛られたくないのかもしれませんね。結婚は「変化」ではなく「日常」だと思います。
親と同じくらい大切な存在ができることは本当に素敵なこと
――桃さんは昨年8年間の結婚生活を経て離婚を経験されましたが、また結婚したいと思うタイミングは来ると思いますか？
桃： う～ん、どうだろう（笑）。ただ今はとくに結婚したいとは思っていません。一緒にいて幸せなら、とくに籍を入れなくてもいいかなと思っています。私の場合、『この人の子供がほしい』と思ったら結婚というカタチをとるのかな、と。「結婚＝（イコール）家族」を思い描くので、家族を持ちたいと思う人に出逢えば結婚したいですね。結婚する意味が自分のなかでちゃんとない限り、結婚はしなくてもいいかなと思います。
――今、あらためて結婚してよかったと思いますか？
桃： はい！それは本当にそう思います。この人と結婚して良かったなと。親と同じくらい大切な存在ができたこと、お互い必要としている、されているという関係は本当に素敵なことだったんだなって。今は感謝の気持ちが大きいですね。
――素敵な結婚生活だったんですね。ありがとうございました！
『さよならプロポ―ズ』はAbemaTVにて毎週土曜よる10時より放送
取材・インタビュー：編集部
撮影：野原誠治
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