8月31日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(AbemaTV)が放送され、ハイヒール・リンゴがテレビ業界の風潮に苦言を呈した。
今回は、視聴者の質問に竹山とリンゴが“タブーなし”で答えるトーク企画を展開。すると、リンゴは自ら「地上波についてどう思う?」と昨今のテレビ番組に対して疑問を投げかける。関西では予算の都合もあり収録ではなく生放送が多いそうだが、「スポンサーへの配慮が半端じゃない」のだという。
連日ニュースを騒がせた「あおり運転」に関しても、容疑者の経歴を紹介する中で「就職先を書かない、言わないんですよ」と自主規制があったことを告白。すでにインターネット上などでは情報が出回っていたが、番組で話すのはNGとのお達しがあったそうだ。その理由は、将来その企業がスポンサーになるかもしれず「お宅の局はあの時、うちの会社名出しましたよね?」と言われてしまう事態を防ぐためだという。
「そういう先読みで『ここの企業の名前を言わないでください』って言われる」とぶっちゃけたリンゴは、スポンサーに忖度する考え方について「だんだん地上波の番組が面白くなくなってくるというか。何か言われたら『抗議が来る』『ネットで炎上する』って、すごくおとなしい番組作りが進んでいく」と不満を漏らした。
さらに、「声の量じゃなくて、強さに負ける」と一部のネットの声が影響力を持つことをあげると、竹山はテレビとネットが対立構造になっていると指摘。「それ(ネット上の意見)が民衆の声みたいになっちゃうけど、決して大多数の声じゃない。マイノリティだったとしても、その人たちが例えば300人集まれば『市民は抗議している』っていう画にはなる」とネットの構図に意見を述べた。