お笑いコンビ・野性爆弾のくっきー!が10日、都内で行われたアートコンペティション「ART START UP 100」開催記念記者発表会に出席した。
ニューヨークで開催された世界最大の美術市場「ART EXPO NEW YORK 2019」で自身の描いたアート作品5点が約1,100万円という高額で売れたくっきー!は「売れた、と聞いたときは歓喜でした」と喜びを報告するも「吉本さんからお金が下りていないので、まだ夢物語。お金が下りてきたら実感が湧くと思う」とシビアな現実を明かしていた。
この日のイベントは、くっきー!と俳優の伊勢谷友介という不思議な組み合わせ。伊勢谷との関係を聞かれたくっきー!は「プライベートでは蛭子能収さんと一緒に雀荘で賭博麻雀をやっていますよ」と例の如くヤバすぎるボケをかますも、ツッコミ不在で不思議な空気を生み出していた。
絵画などで独特な才能を開花させているくっきー!だが「会社に描けと言われて描かされている。それが気づいたらアーティストと呼ばれるようになった」と明かし「自分の描いた絵が1枚数億円で売れるんだったらアーティストの方がいい。お笑い芸人はしんどいから」と本音をポロリ。
伊勢谷の自宅にステンドグラスがあると聞かされると「え!?家にステンドグラスがありますの?間取りどれくらい?ええなぁ~。ウチなんか電話ボックス3個分くらいですよ。家族全員が立って寝ているからえげつない」とツッコミ不在の中で再びボケ放っていた。
新しいアーティストの発掘やアーティストたちの活躍の場を社会広げることを目的に、9月25日から29日の期間中に代官山ヒルサイドフォーラムで開催されるアートコンペティション。新進気鋭のアーティスト100名の作品を一律10万円で販売、手数料なくすべてのアーティストに還元する。くっきー!は「この中から将来的に億を生み出すアーティストが生れるかもわからん。ロト的な感じで買いに来て」とアピールした。
テキスト・写真:石井隼人