『株式会社ニシノコンサル』(AbemaTV)が放送され、キングコング・西野亮廣が“文豪ホテル”による町おこしを提案した。
今回、番組に依頼を送ってきたのは、「観光客を増やしたいが、方法がわからない」という山梨県富士川町の志村学町長。「コンサルの旅」と銘打ち、MCの西野とファッションブランド『VANQUISH』『#FR2』の創設者である石川涼が当地を訪ねることに。
同町の229年もの歴史を誇る酒蔵のある老舗の酒造店・萬屋醸造店を訪れた西野&石川は、同社取締役の有浦毅さんが勧めるままに、同社自慢の美酒を堪能。そうした上で、同社による「新酒が出来る3月以外の観光客を増やしたい」という相談を受けた。
話を進めていくうちに、同社6代目当主・中込旻さんの弟・純次さんが歌人である与謝野鉄幹・晶子夫妻の弟子であったことが判明。彼らと親交があり、実際に同夫妻が訪れた際に泊まったという宿泊施設が敷地内にあることも明らかになると、西野も「ここに与謝野晶子さん、泊まられたんですか?」と驚きを隠せない。
どこか謙遜気味に案内する有浦さんをよそに、その建物をひと目見るや「なんでこれを使わないんですか?」(西野)「いやいや、これ、むちゃくちゃいいじゃないですか!」(石川)と絶賛する西野&石川。有浦さんの話によると、昭和初期に与謝野夫妻が宿泊したことがあるというこの建物は、2年前までその一部を古民家カフェとして活用していたものの、カフェ閉鎖後は使われていないままなのだという。
こうした同社の思わぬお宝物件に石川は「物書きしてる人とか、絶対1カ月とか泊まりに来たりしますよ」と、作家やクリエイター向けに宿泊施設として活用することを提案。西野も「お酒で(お客さんを)呼ぶんじゃなくて、宿泊施設で呼ぶっていうのは良さそうですね。“与謝野晶子ホテル”ですよ!」と絶賛した。
宿泊施設として与謝野ファンをはじめとする旅人たちが訪れることで、結果として、同社が手がける日本酒のブランディングにも繋がる可能性を指摘することに。これには有浦さんや、同社社長・長沼慶太さんも興味深そうに聞いていた。