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 仕事が第一の彼氏を持つ交際2年のカップルと、関東と関西の遠距離恋愛をしている交際3年のカップルの2組が、イタリア7日間の旅を通し、最終日に“結婚する”か、“別れる”かのどちらかを必ず決断する、最も残酷で、愛に溢れた結婚リアリティーショー『さよならプロポーズ』

 小籔千豊がメインMCを務め、第5話(9/21放送)と第6話(9/28放送)はスペシャルゲストに津田篤宏(ダイアン)、ゆりやんレトリィバァ、レギュラーゲストにを迎えて放送される。今回はゆりやんレトリィバァに収録に参加しての感想や、自身の恋愛・結婚観を聞いた。

「結婚ってお互い好き同士でも複雑なんだって思いました」

ゆりやん、恋愛すると好きな人中心の生活に?「仕事はおろそかに…(笑)」理想の結婚についても語る
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結婚の価値観が大きくズレる2人『さよならプロポーズ』より

――『さよならプロポース』の収録に参加されていかがでしたか?

ゆりやん: 小藪さん、津田さん、桃さんと一緒に見させていただくだけですごく贅沢な時間で楽しかったです。私は小藪さんの事をめちゃくちゃ尊敬していて、小藪さんが言うことを全部「その通り」だと思っているので、今回もその通りだ!って思いました。

――小藪さんの的確なアドバイスが炸裂していましたよね。

ゆりやん: 結婚って、「結婚してください」「お願いします」ってそれだけで出来ると思っていたのに、お互い好き同士でも出来ないんだ、複雑なんだって思って。結婚したいのにお金が無い、とか、親に反対されているなら分かるんですけど、考えすぎやろ…って思う所もありました。考えすぎてどんどん迷宮入りしていく感じは、私が賞レースに向けてネタ作りしている時とちょっと似ていて。「ここもっとよくなるやろ」「さっきどんなんやったっけ」ってどんどん分からなくなって来てしまう感じに。

――普段は恋愛リアリティ番組はご覧になりますか?

ゆりやん: 結構好きなんです。『テラスハウス』とか『バチェラー・ジャパン』とか。『テラスハウス』はハリセンボンの春菜さんに面白いよって教えてもらって、今シーズン1から見始めて。自分は恋愛の事をあまり知らないくせに、客観的に見てあーだこーだ言うのが楽しいです。最初は皆大人しくしているけど、だんだん本性が出てくるじゃないですか(笑)。カフェとか居酒屋で喧嘩しいてる人たちがいても、ジーッとは見れないし、状況も分からないけど、恋愛リアリティ番組なら最初からずーっと見れますから。よその揉め事って面白くて見ちゃうんですよね。

――他人なのに気付いたら真剣になっちゃいますよね。

ゆりやん: 「やめといたらー?」とか「かわいそう、こんな事言われて」とか無責任に言える番組ですよね。「絶対結婚まで行って欲しい!」と応援する方もおられると思うんですけど、結果よりも途中までのこうなったああなった、が本当に楽しい。

大人になったら結婚するのが当たり前と思っていた子供時代

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――『さよならプロポーズ』には2組のカップルが登場しますが、どちらのカップルの方が応援出来そうですか?

ゆりやん: う~ん。正直どっちのカップルも幸せになれなそうって思っちゃうんですよね。結婚するってテンション上がって、即決!みたいなものだと思っていて。この2組は結婚する前からごちゃごちゃ言っているので。特に“筋肉カップル”(フミヤ&カナミ)は、彼氏を説得して説得したとしてもあと3日で心変わりするとは思えないし、そんな感じで無理やり結婚してもどこかでおかしくなりそうな気がします。カナミさんには絶対もっと他に合う人いると思うんですよね。

もう1組のカップルのサアヤさんは、モデルの仕事を続けたいという気持ちが強くて、私も仕事が大好きだから分からんことも無いんですが、結婚も仕事もどっちも!って言ってるのがちょっと難しいのかなと。それで結婚しなかったとして、数年後とか寂しくなった時に「あの時結婚しておけば良かった」って思いそうな…。

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まだ結婚したくない彼氏の言い分は…?『さよならプロポーズ』より

――番組内でもおっしゃっていましたが、ゆりやんさんは結婚願望があるそうですね。

ゆりやん: 昔って大人になったら結婚するのが当たり前だと思っていて。子供の頃お母さんに「昔何になりたかった?」って聞いたら「お嫁さん」って言ってて、うわ~、そんな誰でもなれる事を夢にするか? って思ってたんです。だけど今は誰でもお嫁さんになれないんだって最近分かってきて。お姉ちゃんも子供産まれて、いいな~って思いますし、そういう生活に憧れます。でも仕事も大好きだから…。仕事をしているうちは結婚出来ないって思うんです。

――仕事と結婚は両立しないですか?

ゆりやん: 私は子供が産まれたらほっとけなくなってしまうタイプだと思うんです。他の皆さんがしているのは素敵なんですけど、預けて収録とか行けないし、連れて行くのも無理だし。私が子供の頃お母さんもおばあちゃんもおじいちゃんも家にいて、寂しい思いをせずに過ごしたので、どうしても自分が家にいたいって思っちゃうんです。だから「仕事を辞めていいよ」って言ってくれる人が出てきたら結婚するのかなと思います。

恋愛したら生活が恋愛中心に「仕事はおろそかになります」

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――ファンとしてはゆりやさんが芸人を辞めてしまうのが悲しい気持ちもありますが、「こういう人が現れたら結婚する時」というのは明確で素敵ですね。ゆりやさんは恋愛に一直線になるタイプですか?

ゆりやん: そうですね、結構それだけになっちゃうタイプです。全部中心が恋愛になってしまって。仕事はめちゃくちゃおろそかになります。

――おろそかに(笑)。

ゆりやん: ネタが恥ずかしくて出来ないとかは全く無いんです。好きな人が単独ライブを観に来てくれるってだけで、ますます張り切っちゃうし、人気の番組出たり、有名な方と仕事したら「すごい!」って思ってくれるかなって。でも、ネタを考えなきゃいけない時間を好きな人の事を考える時間に使ってしまったり、会えそうな場所に遊びに行ってしまったり、そういう所がものすごくおろそかになってしまうんです。

――恋している時にしてしまうこと、例えば聞く音楽とかありますか?

ゆりやん: 高校生の時髪の毛が長くて、毎朝お団子にしていたんですけど、携帯の着うたで『愛をこめて花束を』(Superfly)を目覚ましにしていて。それを聴きながらお団子にして「今日は会えるかな」とかそんな事思ってました。音楽と思い出って連動しますよね。しばらくは思い出の曲でした。あと、好きな人が好きな曲を覚えようとしますよね。その高校生時代に好きだった男子がEXILEが好きで、それまで全然知らなかったのにブックオフでアルバム買って。通学に使っていたエナメルのカバンに家にあったでっかいラジカセを入れていって、その男子がお昼休みに体育館で遊んでいる時、EXILEをかけて気をひいていました(笑)。

――甲斐甲斐しくて、かわいいです!

ゆりやん: やばい奴ですよね。これを広瀬すずさんとかがやっていたら、すごく可愛いんですけど、私がやったらキモいだけなんですけど。

気になる現在の恋愛は?

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――以前、霜降り明星のせいやさんが好きだと公言されていた事もありますが、現在の恋愛はいかがですか?

ゆりやん: せいやには幸せになってほしいです。本当に応援していて。せいやさんの後に好きな人も出来たんですけど、もうどうでも良くなってきて。今は好きな人がいないんです。

――どういう方に惹かれますか?

ゆりやん: ベタな事言いますけど、一緒にいて楽しい人がいいですね!

――それが一番大切だと思います。『さよならプロポーズ』を観ていても、「この2人は一緒にいて楽しいかな?」と思ってしまう時もあって…。とても大切な事ですよね。

ゆりやん: 本当にそうですね。美男美女がそろっているので、周りから見ると何も苦労が無さそうだなと思ってしまうんですけど、色々悩んでいるんだなと思いました。

私は本当は、見てられへんくらいブスのカップルのこういう番組を観たいんです。もし今度違う企画があったら、ものすごくブス同士のカップルでやってほしいです。私がブスブス言うのも失礼なんですけど、絶対面白いと思うんですよね。

――今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

テキスト・取材:中村梢

撮影:Mayuko Yamaguchi 

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