なぜ通販番組には「青汁と黒沢年雄」が多い? 通販番組の元名物Pが明かす
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 日本テレビで「おしゃれカンケイ」「メレンゲの気持ち」「ものまねバトル」など数々のヒット番組を手掛け、現在は通販コンサルタントとして活動する高木章雄氏(63)。その高木氏がテレビマンとして最後に行きついたのが、通販番組だった。

 「テレビマンは視聴率を要求されるが、視聴率というのは間接的でファジー(曖昧)。そのため自分の中にピンとこない部分があったが、通販は「売上、コスト、利益」と数字がリアル。頑張っただけ数字が上がるので、面白みを感じた」

 通販番組の醍醐味を語った高木氏は、いわゆる「売れる商品」の特徴について「生活情報と密接に関係してくる」と話すと、朝の情報番組を例に挙げ「そこで扱うテーマの多くは健康や美容で、それらはそのまま通販の商材になってくる」と続けた。

なぜ通販番組には「青汁と黒沢年雄」が多い? 通販番組の元名物Pが明かす
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 通販番組といえば、パッと頭に思い浮かぶ商材の一つに青汁がある。「どうして通販の商材には青汁が多いのか」という疑問に対しては、「通販で売り上げに貢献するのはリピート商品。青汁は単価は高くないが、一度愛飲なさった方はずっと愛飲なさる。つまり、リピーターを狙っていく商品の代表格が青汁だ」と答えた。

「ただいまコールセンター増員中」というセリフもよく耳にするが、この真偽についても高木氏は「これは本当。通販は放送が終わってからの30分が命。その間にどれだけ注文を受けられるかがポイント。その時間だけコールセンターを増員するのは事実です。放送終了までにスタンバイしておいて、逆に1時間が経過したら、3割か4割ほど間引いて電話対応を行います」と内情を含めて明らかにした。

 また「どうして黒澤年雄の起用が多いのか」という若干的外れな質問も飛んだが「テレビやラジオの通販でお買い物をしていただく方々の多くは50~70代の方が中心。その年代の方々から信頼が厚く、知られている方となると、信頼感や安心感につながる」と起用意図を説明した。

 高木氏は通販番組で失敗しないためのポイントとして「日本通信販売協会(JADMA)のマークがある通販会社であれば、幾分安心して通販を利用できるのではないか」と消費者に向けたアドバイスも送っていた。(AbemaTV『Abema的ニュースショー』より)

(C)AbemaTV

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