24日、『時効警察・復活スペシャル』（テレビ朝日系）の試写会がTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、その後のトークイベントにオダギリジョー、麻生久美子、吉岡里帆、磯村勇斗が登壇。オダギリと麻生が吉岡の後輩力を絶賛する一幕があった。
時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗（オダギリジョー）が、名（迷）助手・三日月しずか（麻生久美子）と共に未解決事件を捜査するシュールな脱力系コメディーミステリー『時効警察』。9月29日（日）よる9時より放送される今回のスペシャルで12年ぶりに復活、10月11日（金）からは第３シリーズ『時効警察はじめました』がスタートする。
『時効警察・復活スペシャル』を観た感想を求められたオダギリは「面白かったですね～自分が出ている作品なのであまり分からないのですけど、“おかちゃん”が面白いって言っていましたし」と、“おかちゃん”こと吉岡も太鼓判を押していたとコメント。
“おかちゃん”のニックネームの由来は、柳葉敏郎のギバちゃんからきているそうで、吉岡は「柳葉さんのおかげでつけていただきました。柳葉さんにめちゃめちゃ感謝しています」と恐縮していた。
そんな吉岡に対し、オダギリと麻生は感謝していることがあるという。それは『時効警察はじめました』の撮影中のこと。その日は深夜4時ごろまで撮影していたそうで、キャストもスタッフも寝かけるほど疲れきっていたという。
しかし、そこで笑わなければいけないシーンがあったそうで、監督から「大笑いしてほしい」とリクエストされるも、オダギリは「僕、無理で。嘘つけないタイプなので、『笑えない』って言ったんです」と断ったことを告白。
すると、現場にいた吉岡が突如本番でセリフを言うオダギリに向かって変顔を披露。オダギリは、「僕を笑わせようと目の前で変顔をしてくれたんです。すごくないですか？」と吉岡の思いやりに感謝していた。
麻生も「変顔をしたと同時に顔が赤くなってね。それが、わたしたちからするとたまらなく可愛いわけですよ。だから、オダギリさんの代わりにわたしが抱きしめました」と、ハグをしてしまうほど吉岡が愛しかったと回想した。
このやり取りを受け、磯村はオダギリに「その変顔で笑えたんですか？」と質問。オダギリは麻生に「どうだった？」と話を振ると、麻生は「まあまあ笑ってたかな（笑）」「ちょっと戸惑ってたね。びっくりしたかな？」とニヤニヤ。オダギリは「そりゃあ戸惑うでしょ（笑）」と苦笑しつつも「あれがなかったら 笑えてなかった」としみじみ。
なお、このときに吉岡がオダギリに見せた変顔は「渾身のアントニオ猪木」。吉岡からその事実を知らされると、オダギリと麻生は「あれアントニオ猪木だったんだ！（笑）」「やって！」と無茶振り。吉岡はサービス精神旺盛に、舞台上でも「渾身のアントニオ猪木」を披露し、会場を笑いに包んだ。
オダギリは「これを朝4時に先輩のために。先輩が笑えないって言い出したから。この優しさ。僕だったら、原田芳雄さんとかに対してやってあげるようなことでしょ」と改めて感謝していた。
テキスト：堤茜子
写真：You Ishii
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