愛されていないと知りながらも、男性に貢いでしまう女性たちがいる。彼女たちはなぜ、自分を愛さない男性に貢いでしまうのだろうか。
SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』(AbemaTV/アベマTV※毎週土曜21時から放送中)では、「私“ヒモ男養成ギブス”です」をテーマに、ヒモ男に悩まされた女性たちを取材した。
「歌舞伎町の男性ホストに1500万円を貢いだ」と話すのは、アイドルで現在はセクシー女優としても活躍する優月心菜さん。男性ホストには、1回に約85万円、1カ月で約200万円ほど貢いだ時期もあったという。
「(相手の男性は)私のことが嫌いだから月に1~2回しか来させないようにして、1回の金額を高くされていた」と当時を振り返る優月さん。ホストの男性に貢ぐ前は、舞台俳優に月15万円ほど貢ぎ、体の関係をもっていたという。舞台俳優はボーイズバーでも働いており、優月さんはもともとその俳優のことが好きだった。しかし、俳優との関係に嫉妬をした他のファンに盗撮されてしまい、優月さんはボーイズバーを出禁になってしまった。
傷ついた優月さんが別のバーで出会ったのが、前述の男性ホストだった。ホスト男性に愚痴を聞いてもらい、次第に気持ちが癒されていった優月さん。店を出たあとに一緒のタクシーに乗り、相手からキスをされたという。
その後、男性ホストから「お店に来てよ」と頼まれ、お店に行くと初回の会計が約5万円だった。さらに「俺のお店に通ってくれる女の子で、月に60万円使ってくれる子がいる」「お前は俺に対してそこまで本気になれるの?」と聞かれた優月さん。彼の言葉を真に受け、彼に貢ぐためにセクシーパブで働き始めた。
優月さんによると、キャバクラの時給が約8000円であるのに対し、セクシーパブの時給は約1万2000円。仕事内容に抵抗はあったが「彼に月60万円貢いでいる女性に勝ちたい」と思いながら乗り越えた。
しかし、思っていた以上には稼げず、優月さんが悩んでいると「地方の風俗で働いてみないか?」と声をかけられた。「それから新潟や宇都宮、静岡、柏、栃木など全国をまわってお金をかき集めた」と振り返る優月さん。出張風俗は給料がよく、1日4~5人の客を相手にし、1日15万円ほど稼げるときもあったという。優月さんは「お客さんによっては、お小遣いをくれる人もいた。1日に20万円もらえた日もあった」と出張風俗の実態を語る。
風俗で稼いだ約40万円を握りしめ、男性ホストのお店へ行くと「今日は俺のお客さんはお前しかきていない」と言われた優月さん。いきなり15万円のお酒を2本入れられ、飲み続けた優月さんは記憶をなくしてしまう。気づいたときにはホストの男性から85万円の伝票を渡されていた。男性からは「お前なら大丈夫って信じたからだよ。俺のこと好きだよね?」と言われ、優月さんが再び出張風俗で稼ぐ日々が始まった。
「いつか彼女にしてもらえるはず」とホストの男性を信じて貢いでいた優月さんだが、自分以外の女性とも関係を持ち、同棲相手がいた。さらに優月さんがその女性から執拗に嫌がらせをされ、優月さん自らホストとの関係をネット上に公開。お店を出禁になり、ホストとは縁を切った。
恋愛を中心に取材を行う“ラブライター”のミクニシオリさんによると、ホストに貢ぐタイプの女性は、自己承認欲求が低い傾向があるという。
ミクニさんが「自分の存在意義を求めちゃうからホストにハマりがちなんです」と解説すると、優月さんは「自分に自信がなくて仕事もうまくいっていなかったから、ホストにナンバーワンをとらせて一緒に夢を見たほうがいいと思った」と話す。
さらに、ミクニさんは「普通の男性は(女性から貢がれると)自分がやっていることに罪悪感を持ってしまう」と説明。「ヒモは貢がせることに罪悪感をまったく持たないタイプ」と、ヒモ男性の特徴を明かした。
(AbemaTV/「Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~」より)
(ライター:小林リズム)