テレビ朝日系『仮面ライダーエグゼイド』(2016年)で宝生永夢(仮面ライダーエグゼイド)役としてテレビドラマ初出演、初主演を射止めた俳優・飯島寛騎。今年は映画「愛唄 -約束のナクヒト-」坂本龍也役の出演をはじめ、高嶋政伸が26年ぶりに主演を務める今冬公開の映画「アパレルデザイナー」、来年初夏公開予定「未来へのかたち」にも出演する。
北海道の大学在学中に第28回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」(2015年)でグランプリを受賞し、芸能界入りした飯島。今回、そんな飯島の23歳の素顔をインタビューした。
【映像】飯島寛騎がスタジオゲストに登場!『ときめきトラベル』
飯島:まずは、23歳になって、たくさんの方に支えられて、いろいろなことを学ばせていただける環境に感謝ですね。もっと面白いことを学んでいきたいし、周りにも伝えていきたいんです。刺激も与えたいし、刺激も与えられたいし。若干、M気質なのかもしれません(笑)。でもそのM気質は良いことだと思っていて、何かが起こったときに驚いたり辛かったり、反応できたということは、物事を吸収できている証拠なんじゃないかと思っています。
――今、俳優として演じてみたい役柄や挑戦したい作品はありますか?
飯島:僕、普通の学生の役をやってみたいです。実はやったことないんですよね。これまで、演じた学生はお金をたくさん持っている学生だったり、特殊な人物が多いんです(笑)。それか思いっきり悪い役をやりたい。これまで、人物と人物の真ん中にいるような役柄が多くて。恋のキューピット役とか、主人公の背中をぽんと押すような役が多いんです。
実は同じ北海道出身の大泉洋さんに憧れていて。子供の頃からテレビをつけたら大泉さんが映っていた。子供の頃は「北海道の有名人」って思っていたのですが、大人になったら全国区で活躍されているすごい役者さんなんだって気づいて。あと、一度共演したときに、ハンバーグをごちそうになったんです(笑)。大泉さんのように北海道が誇れる俳優にいつかなりたいと思いますし、努力していきたいです。
――ちなみに、実際の飯島さんも恋のキューピット役を担ったりするタイプなのでしょうか? “恋バナ”はしますか?
飯島:プライベートでも恋愛相談を受けることが多いです。地元で中学時代から仲良しの友達からは男女問わず相談されます。友達からするとアドバイスが的確なのか、落ち着いて答えを話すから頼られているのか……。「老けている」とも言われますね。自分は率先して相談にのりたいわけじゃないのですが、今は僕が東京に住んでいるので、電話がかかってくるんですよ(笑)。
――毎日お忙しい日々だと思いますが、プライベートではどんなことをしている時間が楽しいですか?
飯島:北海道の実家にいたときはスキーに行ったり、車をよく運転したりしていました。最近は、映画『愛唄 -約束のナクヒト-』で弾けるようになったギターをやったりします。撮影のときは難しくてどうなるかと思ったのですが、今は弾くのが楽しくなっちゃいました。
――すごく良い気分転換になりそうですね。
飯島:実家では猫も飼っていて、一緒に暮らしていました。親バカとかじゃなくて、本当にカッコイイ猫なんです。元野良猫のオスなんですけど「なんでこんなにカッコ良いの?」って悔しいです。
――飼い主(飯島さん)に似ているのでは?
飯島:いやいや、完全に飼い主を超えています(笑)。うちの猫は顔が整いすぎなんです。
「本当に恋愛リアリティショー?」 『ときめきトラベル』は“トラブル”に注目
人間観察恋愛バラエティ『ときめきトラベル』は、タイを舞台に“クセ強め”な男女7人が集結し、超過酷な貧乏旅をしながら恋を育む番組だ。飯島もスタジオゲストで登場した。
――『ときめきトラベル』のスタジオゲストに登場いただきましたが、普段、恋愛リアリティショーはご覧になりますか?
飯島:普段はたまに観る程度なのですが、こうしてゲストで呼んでいただくと、めちゃくちゃ集中して観ちゃうんですよね。続きが気になってしまうので、家で早く続きが観たいです(笑)。
人の恋愛を客観視できるってやっぱりすごいことだし、面白い。観ていると胸キュンもするし、イライラもするし……。「僕だったらこうするのにな」って思うこともありますが、実際に当事者になるとできないと思うんですよ。
――確かに、周りから見ているのと当事者は全然違いますよね。
飯島:特に『ときめきトラベル』は、「これ本当に恋愛リアリティショー?」っていうくらい、面白い展開が多くて、最初は驚きました。恋愛が関係ないシーンも多くてびっくりしたのですが、いざ始まるとすごくのめりこんじゃって。もっとトラブル起こしてほしいですね(笑)。
――気になるメンバーはいますか?
飯島:僕は一生懸命頑張っている子が好きなのと、自分の気持ちを言葉で伝えてくれる子って素敵だなと思っていて。最初はまいぴょんさんが良いなと思ったのですが、途中からレイアさんも気になってきました。
――不便さも伴う旅の場合、人間性が際立つというか、その中でも一生懸命な女性って良いですよね。
飯島:旅って面白いですよね。先日も仕事で中国にロケに行かせていただいたいのですが、言葉が通じない中でコミュニケーションをとることってすごい良い経験になったんですよ。文化の違いもとても新鮮で。たくさん勉強になりました。僕も所持金はいくらまでとか制約があったり、無計画で旅をする番組に出てみたいです。
Photo:野原誠治
Text:中村梢