声優の下野紘と内田真礼が、楽曲制作の舞台裏を明かした。お互い「自分で作詞すると暗い内容になってしまう」と話し、苦笑いした。
AbemaTVの声優トークバラエティ「声優と夜あそび」水曜日は、下野(鬼滅の刃」我妻善逸役や「進撃の巨人」コニー・スプリンガー役など)と内田(「約束のネバーランド」ノーマン役や「アイドルマスター シンデレラガールズ」神崎蘭子役など)がMCを担当している。10月9日に生放送された同番組では、歌手活動もしている下野と内田が“音楽”というテーマでトークを繰り広げた。
歌詞を書くにあたって下野は、作詞家のRUCCA氏に「ここはオブラートに包んだ言い方じゃなくて、ストレートに伝えたい」のように相談しているという。「みんなにストレートにつかんでもらいたいという考え方ではある」と歌詞へのこだわりを明かし、まずテーマを決めた上で、RUCCA氏が書いた歌詞にさらに指示を入れていく流れで歌詞制作を進めていると明かした。
下野が「トラックダウンやマスタリングにも参加している」と語ると、内田も「行くと全然違いますよね。出来上がりを見るというか」と同意を示した。次の曲までの秒間も下野自ら提案しているそうで、「3秒や4秒くらいが通常なんだけど、『もう少し伸ばして余韻に浸りたい』とかやっているんですよ」と明かした。内田も「そういう細かいところで作っております」と続けた。
2人とも自身で歌詞を手掛けることもある。内田が「最初に作詞した曲が、あまりにも暗かった。転がり落ちるような曲だった」と苦笑いで振り返ると、下野も「わかる! “あるある”だと思う」と共感を示した。内田は「自分の深いところを見せようとなると、見せてこなかった部分とかになっちゃう」と話し、下野は「俺も普段見せている部分と違うところを見せたいと思って作詞してみたら、まぁ暗いよね。ただただ暗い」と苦笑した。自身の経験を踏まえて、内田は「プロデュースってすごいと思います。その人にあったプロデュースでいろいろと……」としみじみコメントした。