破局した浜崎あゆみが「M」に込めた想い、そしてマサ(松浦勝人)の強い願い「スターであり続けろ」
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 9月2日にAbemaTV(アベマTV)で放送され好評を得た『ガチハヤリ選挙2019』。その延長戦が10月12日に放送された。今回は書籍にターゲットを絞り、GENERATIONSがこれからガチで流行ること間違いなしの“ガチハヤリBOOKS”を学ぶことに。

 音楽芸人・グランジ遠山がプレゼンをしたのは、『M~愛すべき人がいて~』(幻冬舎)。大ヒットソングを多数生んだ平成の歌姫・浜崎あゆみ(作中・あゆ)と、エイベックスの創業者である音楽プロデューサー・松浦勝人氏(作中・マサ)の2年間にわたる大恋愛をベースにしたストーリーが話題となり、すでに書籍として大ヒット。ドラマ化も決定した話題作だ。この小説を、著者・小松成美さんが解説。本にまつわる裏話や、浜崎の歌詞誕生のエピソードなどが明らかになった。

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 松浦氏への恋心を明かした結果、想いが通じ、恋人になれた浜崎。だが分刻みのスケジュールに追われる浜崎と、周囲から手腕を認められるようになり、多忙を極めた松浦氏の間には、徐々に溝が生まれ、2人はついに別れの日を迎える。

 松浦氏は制作に没頭するため、拠点をハワイに移すことに。電話で別れを告げられた浜崎は、葛藤の日々の中で歌詞を書いた19thシングル『M』(2000年12月13日発売)を発売。

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 小松さんは歌詞の「だけど信じていたい だから祈っているよ これが最後の恋であるように」の部分を、「愛し続ける人は生涯、彼一人であると強く思っていた」という浜崎の心情が表れていると解説。松浦氏への愛、そして尊敬の念が込められていたことも明らかにした。ちなみに「M」は「MARIA」ではなく、実は「MASATO」だったことが、作中で衝撃的に表現されている。

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 小松さんは「本当は、男女が出会って、恋が成就して、家庭を築くのが幸福かもしれない。でも松浦さんは浜崎さんに『スターあり続けろ』『天を行く存在になれ』と言ったんです。自分の部屋にいるべきではないと……。だから断腸の思いで諦めた。浜崎さんはそれに応えるために『M』を歌い上げた」と説明。こうして、2人の恋は終わりを迎えた。『M』は、2人の2年間の恋の集大成だった。

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▶動画:破局した浜崎あゆみが「M」に込めた想い

破局した浜崎あゆみが「M」に込めた想い
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