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 乃木坂46が10月10~11日の2日間にわたり、千葉・幕張メッセイベントホールにて「乃木坂46 アンダーライブ2019@幕張メッセ」を開催した。

 今回のライブには伊藤理々杏、岩本蓮加、阪口珠美、佐藤、鈴木絢音、寺田蘭世中田花奈中村麗乃山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、渡辺みり愛、和田まあやの計12名が参加。座長は12人の中で最年少、3期生メンバーの岩本(15歳)が務めた。チケットは即日ソールドアウトし、各日8千人、2日間で述べ1万6千人の観客が会場に集結。この記事では11日に行われた公演の様子を紹介する。

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 3期生の佐藤、吉田による影ナレの後、「Overture」を経て、舞台に登場したメンバーはそれぞれソロでダンスパフォーマンスを繰り広げ観客を魅了すると、岩本の「幕張いくぞー!」という掛け声から「狼に口笛を」でライブをスタートさせた。続けてキュートなナンバー「自惚れビーチ」で客席の熱気を高めると、「13日の金曜日」ではメンバーがトロッコへと乗り込みファンの近くで笑顔を振りまく。そのままの流れでメンバーは「滑走路」「シークレットグラフィティー」をノンストップで畳みかけ、早くも会場を大きな盛り上がりを見せていた。

 最初のMCコーナーで和田が「昨日史上最強に汗かいて…。なんか燃え尽きたのよ…。あっ、燃え尽きたらダメなのかな? 燃え倒した(笑)? とにかく、昨日の盛り上がりを今日はみんなで超えて最高の1日にしようと思います! よろしくお願いします!」と”まあや流”のトークで会場を和ませると、続けて佐藤が「私はアンダーライブがすごい大好きで、今までのライブの中では、去年5月に行った中部シリーズのアンダーライブが1番好きなんです。でも今日はそれを超えるくらい頑張りたいと思います」とファンに宣言していた。

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 続いてのブロックでは「嫉妬の権利」「三角の空き地」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」などのメロディアスかつダンスで魅せる楽曲群をパフォーマンスした乃木坂46。曲が終わると、山崎と渡辺は思わず「ちょっと待って、超疲れたね(笑)」「このブロックちょっとすごいよね(笑)。ハードだよね」と目を合わせながら笑っていた。MCパートでは鈴木が、「今日の私の髪型、ハートが隠れてるんです」と切り出してから、後ろを振り返ると、結った部分がハート型の形に。これを見た会場のファンから歓声が上がると、鈴木は「踊っている中で後ろ姿を見せることってないじゃない? だからターンする中でみなさんの動体視力を駆使して、頑張って見つけてほしいと思います」とアピールしていた。

 ここからライブはユニットコーナーへと突入。中田、和田ペアで「自由の彼方」を情熱的に届けると、理々、岩本、阪口、佐藤、寺田でしっとりと「My rule」を、秋らしい装いに身を包んだ中村、山崎、吉田は「君が扇いでくれた」を、そして鈴木と渡辺のコンビで「ブランコ」をパフォーマンスした。MCで寺田が「私が今日披露した『My rule』って楽曲は発表当時、1~2期生のアンダー曲で。今回は私以外は、3期生のメンバーで、リハをしているとき『まぁ、私大人になったわ』と思って(笑)。すごい不思議な感じでした」と語ると、同じく「My rule」に参加した3期生の阪口は「個人的に『My rule』が大好きなので、今日はまた違ったアレンジでやれたのがうれしかった」と喜びを伝えていた。

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 ライブ中盤にはバラード曲が連続で披露された。ストリングスのアレンジが施された「君と僕は会わない方がよかったのかな」がしっとりと届けられると、続いてはアコギ弾き語りアレンジで「初恋の人を今でも」を披露。そして原曲アレンジのままで「誰よりそばにいたい」がパフォーマンスされ、会場に集まった観客はゆったり椅子に腰掛けながら、メンバーたちの歌声に聞き入っていた。

 続いてのMCコーナーでは、会場内に設置された「質問ボックス」を通じて集めたファンからのお悩み相談にメンバーが答えるという企画が展開された。まず紹介されたのは「僕には片思いの相手がいます。自分の思いを伝えるにはどのような形で伝えるべきでしょうか?」というお悩み。これに中村は「女の子は直接言われた方がうれしいんじゃないかなって。例えばですけど、私たちは握手会なんかで、『好きです』って伝えてくださるファンの方がいるじゃないですか? 直接その人の声で気持ちを伝えていただけるのはすごいうれしいことだと思うので、直接思いを伝えてみてください」とアドバイスしていた。続けて、「メンバーのみなさんが、2人きりで海外旅行に行くなら誰とどこに行きたいですか?」という問いに、中田は「3期メンバーまでとはある程度長い時間を過ごして、仲良くなってるから…。仲良くなるということを考えて4期の子をイメージしてみたんだけど。私は清宮レイちゃんを可愛がっていて(笑)。4期のみんな好きなんだけど、レイちゃんがすごい好いてくれてるの。だから私も3倍くらいの愛を返してる」と明かす。「では、ちなみにどちらの国に?」と質問されると、中田は「ハワイに行きたいんだよね。こないだ色々あって行く予定だったハワイに行けなくて。なのでレイちゃん、一緒にハワイに行ってくれませんか?」と思いを伝えていた。

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 ここからライブは終盤戦へ。クールなナンバー「新しい世界」「ここにいる理由」を連続で届けると、雰囲気を一転「風船は生きている」で場内を盛り上げるメンバーたち。それからアンダーメンバーの心情そのものを歌った「アンダー」、そして「日常」が迫力満点に届けられると、会場の盛り上がりも最高潮に。センターの岩本は、華麗なソロダンスを繰り広げるなど、堂々としたパフォーマンスを見せて会場の視線を集めていた。

 MCでは、センターを務めた岩本がファンに向け「3期生の中で初めてのアンダーセンターだし、プレッシャーもあったけど、それでもメンバーのみんなは『大丈夫』って声をかけてくれたし、ファンのみなさんも『先輩や同期に頼っていいんだよ』って沢山あたたかい言葉をかけてくださって、本当に支えられました」と心情を吐露。続けて「引っ張っていけているか不安もありました。でも本番が始まったら不安とかプレッシャーを感じないくらい熱いライブになって、それは良かったなって思ってます。あと、1番みなさんに伝えたかったのは、ライブが終わったとき『かわいかった』だけで終わって欲しくないっていうのがあって。『パフォーマンスかっこよかったな』っていうのが印象に残るように帰ってほしいっていう気持ちが1番にあったので、今日は昨日よりもそういう思いを全面に出せて、全力でやれたかなと思います。ありがとうございます」と伝えると、場内からはあたかかな拍手が送られていた。そして最後はアンダーメンバーの最新曲「~Do my best~じゃ意味はない」が届けられ、ライブ本編は幕を閉じた。

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 再度ステージに現れた乃木坂46は「生まれたままで」から華々しくアンコールをスタートさせると、「左胸の勇気」「涙がまだ悲しみだった頃」「春のメロディー」「扇風機」といった人気曲をメドレーで畳み掛けた。この間、メンバーたちはトロッコへと乗り込み、ファンの近くで笑顔を届ける場面も。曲が終わり中田が「このライブでは今までのアンダー楽曲を全曲披露したんですけどどうでしたか?」と元気よく伝えると、ファンはそれに大歓声で応えていた。また舞台の稽古や本番のスケジュールが重なって、なかなかリハに参加することができなかったという理々杏は「いざ、リハーサルに行くと、メンバーのみんながあたたかく迎えてくれて。間違ってることを指摘してくれたり、上手くできなくて悩んでいるときも『大丈夫だよ』って励ましてくれたり、本当にこのメンバーでできて私は幸せ者です」とメンバーに対し思いを伝えていた。また、アンダーのセンター経験がある渡辺は、「今回、蓮加がセンターで、個人的にも蓮加とは仲良しで。内心、心配で隣で見てたけど、私がセンターだった時はボロ泣きしてライブが始まったのに、蓮加は泣かずに終えて」「蓮加が1人で0番に立ってパフォーマンスしている姿に私が泣いちゃいそうなくらい感動して…。よく頑張りましたね」と岩本に対し言葉をかけていた。そして最後はグループのライブ定番曲「乃木坂の詩」でファンと盛大なシングアロングを繰り広げ、アンダーライブは幕を閉じた。

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 アンコールは終了となったが、観客は声援を送り続け、その声に応える形でメンバーは再びステージの上に。代表してセンターの岩本が「昨日は倒れてしまうほどのプレッシャーがありましたが、今日は昨日より何倍も楽しんで全力を出し切ることができました。最後にメンバー全員で手をつないで、マイクを通さずに挨拶をしたいと思います!」と発してから、全員で「本日は本当にありがとうございました!」と客席に気持ちを伝え、この日のコンサートを終えた。

 また今年5月に乃木坂46を卒業した伊藤かりんはこのライブ終演後に、自身のInstagramにて「アンダーライブ 行ってきたよ どれもめっちゃ良かったけど 今回のシングルの曲~Do my best~じゃ意味はないが最高にかっこよかった! ラスト一緒に歌いたくなっちゃった やっぱりアンダーライブって最高だなあ~と感じました」と報告している。

▶︎放送:#乃木坂世界旅 今野さんほっといてよ! ハワイ編Day1(10月12日21時~)

■乃木坂46「乃木坂46 アンダーライブ2019@幕張メッセ」10月11日公演セットリスト

M00. Overture

M01. 狼に口笛を

M02. 自惚れビーチ

M03. 13日の金曜日

M04. 滑走路

M05. シークレットグラフィティー

M06. 嫉妬の権利

M07. 三角の空き地

M08. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた

M09. 別れ際、もっと好きになる

M10. 不等号

M11. その女

M12. 自由の彼方

M13. My rule

M14. 君が扇いでくれた

M15. ブランコ

M16. 君と僕は会わない方がよかったのかな

M17. 初恋の人を今でも

M18. 誰よりそばにいたい

M19. 新しい世界

M20. ここにいる理由

M21. 風船は生きている 

M22. アンダー

M23. 日常

M24. ~Do my best~じゃ意味はない

EN1. 生まれたままで

EN2. 左胸の勇気

EN3. 涙がまだ悲しみだった頃

EN4. 春のメロディー

EN5. 扇風機

EN6. 乃木坂の詩

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