元気象庁長官、計画運休の是非に言及「日本で鉄道を止めると批判がある」
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 13日にAbemaTVで放送された『Abema的ニュースショー』では、日本列島に甚大な被害をもたらした台風19号についての特集が行われた。

 数あるテーマの中で話題になったのが、首都圏の鉄道各社によって実施された計画運休だ。元日経新聞記者で作家の鈴木涼美氏は「今回の台風では予報の段階でJRが計画運休を発表していた。あの判断は正しかったのか」と問い掛けた。

 この問いに答えたのは、元気象庁長官で気象や防災のスペシャリストである山本孝二氏。山本氏は「日本の場合、鉄道を止めるとどうしても批判がある」と切り出すと次のように私見を述べた。

「これは3年ほど前に発生した北九州豪雨の教訓だ。計画運休は結果的に国民の利便性がよくなり、物流計画も立てやすくなる。特に首都圏の場合、計画運休をやらないと二次的な被害が起こってしまう。今回のようなケースは、自然災害と共存している日本国民が徐々に慣れていくことで、コミュニティ全体がスムーズに復旧に向かえるネットワークを作るべき。“共助”という考え方が浸透してくる」

 さらに山本氏は、共助の考えが広く浸透することで、国や自治体に頼らず周りで助け合っていくことが望ましいと話した。

(C)AbemaTV

【映像】元気象庁長官、計画運休の是非に言及

計画運休の是非 | 動画視聴は【Abemaビデオ(AbemaTV)】
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