「YouTuberやインフルエンサーになって有名になりたい……」しかし、有名になったことで思わぬ危険を呼び寄せてしまうことがある。元アイドル歌手で、現在はタレント養成スクールの代表をしている本田理沙さんは、芸能人になったことでストーカーに悩まされた過去を振り返った。
SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』(AbemaTV ※毎週土曜21時から放送中)では、『有名人という底なし沼』をテーマに、当事者らが体験を語った。
本田さんは、中学2年生のときにオーディションに応募。グランプリは、森高千里さんが獲得したが、このオーディションをきっかけに、芸能事務所からスカウトをされた。家が貧しかったため、働き口を探していた本田さんは高校生になると同時に上京。事務所に衣食住にかかる費用や学費などを負担してもらいながら芸能の仕事を始めた。本田さんは「当時はコンビニに行ったら、だいたい雑誌の表紙が自分だった」と振り返る。
売れる前は特に忙しく、1日でグアムと北海道に行ったこともあったという本田さん。睡眠時間は少なく、長時間のバス移動や、土日は学校の補習と多忙を極めていた。
しかし、芸能界で売れてくると、本田さんはストーカー被害に悩まされることになる。
「当時はけっこう怖い目に遭いましたね。警察沙汰になったことは2回あります。1回目は住んでいる家のエレベーターの中で知らない男性に羽交い絞めにされて。下はジーパンでしたが、上の洋服をめくられて下着も取られて。家のいつも使い慣れているエレベーターなのに……。男性がナイフを持っていて、もう死ぬかと思った。偶然、途中の階でエレベーターが呼ばれていて、扉が開いて小学生の男の子が立っていた。(犯人が)バーッて逃げて行って助かった」
結局犯人が捕まることはなく、本田さんは2度目の被害に遭った。本田さんが夜、自宅でくつろいでいると、ドアの引き戸が開き知らない男が入ってきたのだ。
本田さんは慌ててベランダに移動して助けを求め、通りすがりの男性2人に救ってもらったが、事務所には「自己管理がなっていない」と怒られた。この事件をきっかけに、心のバランスを崩してしまった本田さんは突発性難聴を繰り返すことに。「怖いときに(耳が)聴かなかったことにするのか……今でも続いているんです」と話し、今でもストレスを感じると耳に異常が出るという。
(AbemaTV/「Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~」より)
(ライター:小林リズム)