今や憧れの職業になっている、YouTuberやインフルエンサー。しかし、本当に有名になれば人生はうまくいくのだろうか。
SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』(AbemaTV ※毎週土曜21時から放送中)では、『有名人という底なし沼』をテーマに、当事者らが体験を語った。
元アイドル歌手で、現在はタレント養成スクールの代表をしている本田理沙さん。芸能界をやめるきっかけになったのは、仕事が激減したことだった。
「当時は宮沢りえさんや、井上晴美さん、高岡早紀さんがヌードをやっていた頃で、私に対しても“脱げ脱げムード”だった。親も生きているし、無理だなと思ってヌードを断っていたら、本当に仕事がなくなった」
また、本田さん自身ストーカー被害に悩んでいたこともあり、つらいときに寄り添ってくれた男性と結婚。自然に芸能界を去った。
本田さんの話を聞いた芸能リポーターの長谷川まさ子さんは、本田さんの引退手法について「カットアウトではなくフェードアウト」だと解説。「山口百恵さんのような、自分の中でけじめをつけるのがカットアウト」だという。
SHELLYが「山口百恵さんは芸能界をやめたのに、週刊誌に写真を撮られるのはなぜ?」と質問すると、長谷川さんは「一度“公人”になってしまうと、芸能界を去ってもそれをなくすのは難しい」と説明。芸能人を“公人”とするのか、議論は多々あるが、長谷川さんは「街中ですれ違うとどうしても振り返ってしまうのと同じ」と理由を明かした。
芸能界を引退し、結婚した前述の本田さんだが、現在も地元の大分でラジオや司会などの仕事をしている。一度、芸能界以外の職に就いたこともあったが「普通のことを知らないし、常識も知らないからストレスでみるみる痩せていった」という。
離れたことで「自分には芸能の業界が性に合っている」と気づいた本田さんは、タレント養成スクールの仕事を始めた。長谷川さんによると「一度芸能界をやめると、それ(芸能界)しかできないと気づく人も多い」という。本田さんは現在、地方の芸能スクールの講師としても活動している。
(AbemaTV/「Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~」より)
(ライター:小林リズム)