映画「愛がなんだ」のBlu-ray&DVD発売記念イベントが10月25日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにあるイベントスペースで行われ、葉子役の深川麻衣が中学時代の淡い恋のエピソードを告白した。
イベントにはテルコ役の岸井ゆきの、そして監督を務めた今泉力哉も登壇した。本作の中では成田凌演じるマモルにテルコが一目惚れしてからの不器用な恋物語が描かれているが、その内容にちなみイベントでは岸井と深川がそれぞれの恋愛観を告白する場面も。岸井は「テルコのようにあんな猪突猛進な恋愛はできない」と語った上で、「でも演じてみてテルコになる要素はあるなと思いました。客観的にみて、恋愛のために仕事も捨てて、早退して好きな人に会いにいったりして『大丈夫かな?』ってはじめは思っていたんですけど。テルコの目線で演じてみると、『好きだからそりゃ行くよな~』っていう説得力も感じられて、これは私もテルコ予備軍だって感じました」と明かす。続けて深川は「私は仕事を投げ出してまで会いにいく…というのはないので、それだけ好きなものがあるのはある意味羨ましくもあります」とコメントしていた。
”映画の登場キャラクターのような恋愛観はあるか?”というトークが続く中、続けて深川が「劇中で葉子は、ちょっと気になるという人に『髪型変えた方がいいんじゃないの?』って言われてヘアスタイル変えてましたけど。私も学生の時、気になる人がいて、その人がショートカットが好きだと聞きつけて、ヘアカタログを持って美容院にいき『こんな感じのショートにしてください』ってオーダーしたら、男の子みたいな髪型になっちゃって」と告白すると、このピュアの恋の話に岸井が「かわい~」と反応する。今泉監督が「それいつの話? 幼い頃?」と質問すると、深川は「中学生のときですね。でもめっちゃショックだったんですよ。(その男の子とは)話すような間柄じゃなかったから、ただ髪型を失敗したっていうだけで終わりましたけどね」と答えていた。
映画「愛がなんだ」は、角田光代の同名小説をもとにした作品。マモルへの不器用な恋にもがくテルコや、その2人を取り巻く人々の姿が切なく描かれている。Blu-rayおよびDVDは販売中。